雪の撮影@猿ヶ京Feb2014

2014-02-06 11:51:56 | 国内旅行と山歩き
 雪を求めてウロウロと移動した撮影行でした。

 「関東地方南部にまで寒気が押し寄せて東京にも雪が降る」 そんな天気予報を当てにして、 2月4日の午後から群馬県北部に出かけてみました。 前回と同じく、まずは猿ヶ京温泉を目指しました。 午後の3時過ぎには天気予報通り埼玉県の入間市あたりでは車の運転に邪魔なほどのボタン雪が降っていたと言うのに、北上するに連れて雪は止み、寄居付近では全く降り止み、藤岡辺りからの眺めでは榛名山や赤城山の山並みが全て見えてしまっていました。 しかしその2つの山の中間にある子持山の山頂は多分国境を乗り越えて来ている雪雲らしき雲が山頂を覆っていたから、その背後にある猿ヶ京温泉まで行けば雪は降っていると期待して車を進めて行ったのです。 関越・赤城SAで早目の夕食を摂り、猿ヶ京の日帰り温泉の駐車場に入ったのは、まだ薄明かりの残る時間だった。

 猿ヶ京温泉付近に雪は舞っていたものの量が少なく、落ちてくる雪の中に綺麗に結晶しているものがほとんど見当たらない。 ここで夜まで待機するよりも国境の三国トンネルまで進んでみることにしました。 空中を舞う雪片の数は高度を上げるに連れて増えて来ました。 しかし、その雪片は山肌に積もっていた雪が風で煽られて空中に飛び出しているものの様で、 トンネルの前後でも六花の結晶は少数でした。 そして悪いことに強風が吹き、駐車した車のドアをうかつに開けようものなら、「ドアの蝶番が壊れるんじゃねーか」と思うほど思いっきり風の力でこじ開けられてしまいます。 これじゃ、例え雪の結晶が在ったとしても、撮影するための試料台の上に雪片を載せるなんて無理な話です。

 元きた道を引き返し、「まんてん星の湯」の駐車場で再び雪のチェックをしましたが、 降雪も少なく思わしくありません。 「これは今日は駄目だ!」そう判断して初日の撮影は諦めました。 

 その後、湯宿まで更に下り、地元の共同温泉で身体を温めさせて貰い、旧・新治村の運動公園の片隅に車を駐車して車中泊しました。

 翌(5日)朝、 チラチラ舞っている雪を確認したが、 やはり六花の結晶は見当たらない。 そこで新幹線の「上毛高原駅」前を経由するルートで水上温泉方向に向かってみました。 最終的に「大穴スキー場」まで行ったところ、降ってくる雪の中にはきちんとした結晶もあって、「これならば!」と思わないでもなかったけれど、 車を停めて傍らにテントを張り、落ち着いて撮影出来そうな雰囲気の場所が見つからない。 場所を探しながら下り始めました。 途中で「道の駅」の駐車場などをチェックしながら更に下り、 撮影準備を始めた場所はチェーン交換スペースと公衆便所が置かれた場所でした。 その傍らには物置の様な無住の建物も在って、常緑樹の植え込みもあり 「風も弱そう」 そう判断して最初は撮影機材の上に雨傘を差し掛けただけでやり始めたけれど、 直ぐに傘なんか風で煽られて駄目と判明。 そこでテントを張って見たのだが、これまた地面に置いただけのテントは図体が大きいだけ風の力を受けて撮影機材共々、横倒しになってしまい、これまた駄目です。 それで今度はテントを固定しようと3kgのダンベル2個を風上側の裾に取り付けて見たけれど、 そのダンベルも風を受けるテント本体に引きづられて雪の上を動いてしまうのです。

 そうこうしている内に陽も高くなり結晶の形した雪が落ちてくるのが減ってきた様な感じです。 遠くに見える植林地では風に煽られて雪が舞って花粉の時期の様相と同じように霞んだ景色を見せたりしています。 そんなこんなで結局、2日目の午前中は雪の撮影は一枚もシャッターを切ること無くお終いにしました。

 もっと条件が良くなるのをノンビリ待とうと、再度猿ヶ京温泉に移動。 5時間の利用券を購入して日帰り温泉「満天星の湯」に腰を落ち着けたのは11:50でした。 午後4時頃外の様子を確認すると、なんとか撮影出来そうな雰囲気です。 車を施設の建物に思い切り寄せて、テントを張り、撮影を始めました。

 そして背景照射光源の色を変えたり、 表面照射光源の設定をいじってみたりしての撮影にトライしてみました。
 

 取り敢えず試作した表面照射光源が使い物になるか実験してみる。 その目的は達したと判断、 家に「今夜これから帰るから・・・」そう連絡を入れたのは19:00頃の事でした。

   
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