夜露だったと想いたいが

2016-11-15 10:53:05 | タナカ君的日常
 先週末の夜に孫の七五三を祝う集いが西立川駅に近い「無門庵」であった。 普段はまったく縁の無い会席料理などを予約した個室で頂いて、 プレゼントに持って行ったコピットゲーム(ボードゲームの一種)なんかで遊んだりして、 2時間ほどもノンビリした時を過ごした。

 そしてお開きとなった後、 自転車に跨がろうとした時、 自転車のサドルがしっとりと濡れて居るのに気づいた。 自転車は無門庵の駐車場から建物に入る通路の脇に駐めて置いたのだ。 そのときは「おやっ、 雨でも降ったのか?」と辺りを見回したがその形跡は無かった。 サドルの濡れもシットリ感のあるものだったので 「夜露か?」と独り言ちしつつサドルの表面をティッシュペーパーで拭き取って自転車に跨り帰途についた。

 しかし、 羽衣町から中央線の線路の下をくぐり、国立市の北町公園へ、 さらに立川市栄町へと続く緑地のコースを進む頃になって「自転車のサドルが濡れていたのは誰かが水を引っ掛けたのじゃあないのか?」の疑念が強くなった。 と言うのはサドルと同じようなプラスチック製のハンドルの把手からは水に濡れた感覚が全く伝わって来ない事に気付いたからだ。 その時はあのような施設の従業員や客が目障りだったかもしれないとは言え、 「自転車に水を引っ掛ける様な奴は居ないだろうと思いたかったし」、 それを考えたら 「美味しく頂いた料理の消化が悪くなる」 と想い、 それ以上考えない事にして帰宅した。 電車やバスを乗り継いで間も無く帰宅した妻にもその事を伝える事はしなかった。

 けれど、 風邪気味の状態で家に籠もっていると、 もう3日も経った今になってサドルの水濡れの原因に思いを巡らして不愉快感が昂じてしまうのだ。
 
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