撮影装置を搭載する車や撮影装置の改修作業

2020-12-18 20:28:41 | DIY
フロントウインド・カバーの設置例


 草津へ出掛けて雪の結晶撮影行、 車の入れ替えに伴う撮影環境の変更や、 良かれと想って加えた変更が、 思惑通りの効果が出なかった項目などが有り、 それへの対処として改修作業を実施した。 今日はそれらに付いて書いておきます。

1. 撮影システム搭載基盤(ベニヤ板)のサイズ縮小

 撮影システムは車室内の後方にベニヤ板をほぼ水平に設置した上に載せるようにしている。
今回用いたベニヤ板は端切れ材として安い価格で入手した物をそのまま流用したのだが、 車外から車室内に入り込む際、 そのベニヤ板に意図せずに手のひらを突いてしまい、 その結果撮影システムに大きな振動を与え、 ガラス板を用いた試料ステージが滑って動いてしまう不具合が頻発すると判明した。 そこで搭載基盤としてのベニヤ板の不必要な長さを短縮・切断した。



手をついてしまう位置に手袋を乗せて表現した。


2. カメラユニット部の筐体上部の一部切断削除


 昨シーズンから撮影に使うカメラを OM-D E-M5Ⅱ に買い替え使用していた。 このモデルでは液晶モニタ部の保持メカニズムが旧型(OM-D E-M5)と異なり、 レンズを真下に向けた姿勢で使用する場合に水平方向からモニタ画面の見るべくセットしようとすると、 液晶ディスプレイモジュールをカメラ本体の右側に大きく飛び出させる必要があった。 それはカメラユニットの筐体を作り直す必要があった。 それを回避する方策として外付けモニタを購入したのだった。 もちろんその外付けモニタの動作チェックは購入直後に済ませてあったのだが・・・ 

 しかし、 草津で外付けモニタを使用すべくケーブル接続を済ませて動作確認しようとしたのだが、 正常にカメラの画像を表示させる事が出来なかったのだ。 「どうしたものか?」と現地で頭をひねり、 考えた方法が下の写真です。 しかし、この形にモニタを飛び出させるためには筐体上部の一部を切除する必要があったので、 今回それを実行しました。



筐体上部の一部切除の様子。 



3. 車の外側に付加する仮設屋根やフロントウインド・カバーの支点
  タイヤ・ホイールの使用方法変更



タイヤ・ホイールを支点として使用方法


 ウインド・カバーや仮設屋根を設置する際、 その固定にはヒモを使うのだが、 長さを十分すぎる状態で持参した。 しかし、 不要に長過ぎるヒモは設置の際に扱いにくく、 時間がかかりイライラが昂じてくる。

 そこで今回、 タイヤ・ホイールには直径20cmほどの輪になったヒモ(ピンク色)を取り付け、 その先端にはS字金具を取り付けた。 

 そして仮設屋根などから垂れるヒモの長さは支点となるタイヤ・ホイール部分に取り付けたS字金具まで届く必要十分な長さのサイズに合わせて切断したのです。

 その結果、 設置作業をした感覚では作業時間短縮効果は十分感じられました。


4. 「フロントガラス・カバー」 は 雪の結晶撮影とどんな関係があるか?


 降雪の中での撮影、 カバーが無いと撮影を中断して車を動かそうとする場合、 フロントガラス部分への除雪を行わないとなりません。 カバーがあると、 車の走行開始までの時間がとても短かくて済み重宝します!
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