悪性の感染症をもたらしたコロナウイルス。 2020年に入ると世界中にその感染拡大が始まり、 日本でも学校の閉鎖、 県境をまたぐ移動の抑制、 海外からの渡航制限などが始まって、 海外旅行に遊びで出かける計画を立てていた人も航空便の運行停止などの措置が取られた結果、それが実行出来なくなった。 あれから丸2年が過ぎて、 やっと外国から日本への団体ツアー客の受け入れが始まりつつある。
そんな状態だから、 2019年に定年退職を迎えた年頃の人々で「退職後には海外旅行!」そんな計画を立てていた人達はタイミング的に出鼻をくじかれたであろうことは間違い無い。
そしてまた2022の今年、 ロシアのプーチン大統領は軍事演習を口実に軍隊を隣国ウクライナ国境近くに集結させた後、 「ウクライナ国内で暮らす同胞を助ける」そんな理由で、 ウクライナの首都や東部地域への軍隊を侵入・攻撃を開始してはや100日が経過、 戦争終結の見通しが全くつかないでいる。 ウクライナを助ける目的で団結したEUの西側諸国や日本はロシアへの経済制裁を行ったものの、 とばっちりは制裁を加えた側の国々にも跳ね返り、 物価高騰、インフレ騒ぎが急拡大ている。
日本の黒田総裁率いる日銀はアベノミクスの片棒を担ぎの低金利政策を「馬鹿の一つ覚え」みたいに継続し、 諸外国との金利差が開いたために、 為替市場では「20何年来の円安・・・」とかで 年初の 110円 /1$から135円 /1$ へと急激な円安が進行中だ。
燃油サーチャージのUpそして円安など 「退職したら海外旅行を楽しもう」 そう考えていた人々にとっては「タイミング悪いなあ!」 「運が悪いなあ!」と感じさせている事でしょうね。
僕は勤務先に設けられていた「保存有給休暇制度」なる特典の積立休暇日数を利用して2008年の年末(65歳到達前)に完全リタイアしたのですが、 その時期は、 たまたま日本円の為替レートは各国通貨に対して円高が進行する時期でした。
その退職を切っ掛けにして、 2009年初頭から3週間ほどの日程でニュージーランドをレンタカー利用の旅行に出掛けたのですが、 その時ニュージーランド・ドルの為替レートは 40円台 / 1 NZ $に突入する円高の時期に当たり、 宿泊料金などを現地で支払いする際に随分割安に感じたものでした。