大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

サンコウチョウ、オオヨシキリ、コルリなどなど・・・ 2019.9.10

2019年09月10日 | Weblog

 真夏と同じ鋭い日差し。真っ青な空に遠くに入道雲。とても9月とは思えない。 近年は、観測史上初とか、数十年ぶりとか・・・飛んでもない気象の変化。 慣れてはいけない。覚悟して準備しておかないと。地球はどうなるか。

 先日知った。浅学で恥ずかしい話だが、縄文時代は1万年以上続いていて日本の歴史の8割を占める。 その後の弥生や、鎌倉や、戦国や、江戸や、昭和や・・・、何やかんや全部ひっくるめて、わずか2割。

 びっくり! 年数でいうと日本はほとんど縄文時代だった! あらためて 「縄文のビーナス」 とか出土した本物を見てみたい。 どこに行けば見られるのか、常設展示しているのか? あのボリュームのあるふくよかな尻は見事! 

 秋の渡りの波、今日は快調。いい時は大阪城公園に着いて10分も歩けば感じる。 キビタキが地面すれすれにUターンして枝にとまる。 何かを捕まえたようだ。 ちょっと先でコサメビタキの舞を楽しむ。 行く先々で出合う。鳥友たちの情報も素晴らしい。 

〇キビタキ 市民の森、沖縄復帰の森、梅林南側上桜広場、梅林南側、豊国神社裏、豊国神社東、一番やぐら、二番やぐら跡、飛騨の森・・・などなど。園内全体ということ。♂5.♀型13 計18羽。 なかなかの賑わい♪ 多分これでも一部。

〇コサメビタキ 太陽の広場東の森、市民の森、修道館、豊国神社裏、音楽堂西側上、梅林南側上桜広場、飛騨の森ほか8羽。

〇オオルリ 市民の森、梅林南側上、一番やぐらほか♂3.♀5の計8羽。

〇ヤブサメ 1羽 梅林南側上ウバメガシ。山男 Tさん久しぶりにヤブサメを見付けたと笑顔。

〇サンコウチョウ 1羽 市民の森。

〇コルリ 2羽 ともに♀で音楽堂西側上小道と飛騨の森ユキヤナギ。音楽堂西側上で通路の中央付近の道の上、鳥を見つけ双眼鏡で。コルリだろうな。。。遠いうえに逆光。うん?キビタキか? ミミズを食べるのに苦労している。30メートルほど近づいてとりあえずカメラを向ける。 

 逃げるなよ。逆光補正して数枚。やはりキビタキか。大きなミミズで苦労している。 やがて右の植え込みに飛び込む。 でもなぜかすっきりしない。体形や仕草や行動などなど・・・。

 ぐるっと回って藤棚のベンチに座る。お茶を飲んで一息。リュックから図鑑を取り出して足の色を確認。 やっぱり!キビタキはピンクじゃない。黒だ。これが不自然ですっきりしなかった。コルリで確定。やれやれ。

 キビタキかコルリか普通の人ならすぐに分かる。逆光だったとは言え、私の識別能力はこんなもの。失顔症で人の顔も分からないのに、トリが分かるはずがない。・・・( ;∀;) 

〇コムクドリ 6羽ほど 六番やぐら。最近毎日見られているが一日と同じ場所にはいないのが不思議。明日はどこに出るか。

〇オオヨシキリ 1羽 西部空堀。前にコヨシキリで話題になったススキなどの中。これは見つけ辛い。I 氏は早朝に粘って確認撮影成功。素晴らしい。

〇ハチクマかも? 情報1羽。 東の空を注視してタカの渡りの観察していた方からの情報。ただし確定ではないとの事。

〇カワセミ 1羽北外堀。

〇ゴイサギ 2羽 北外堀。

 今日は悪くない。楽しめる日。とりあえずキビタキやコサメビタキに出合える。退屈することはない。

●今日の鳥たち

 キビタキ、コサメビタキ、オオルリ、ヤブサメ、コムクドリ、オオヨシキリ、コルリ、アオサギ、ゴイサギ、カワセミ、カワウ、メジロ、シジュウカラ、ムクドリ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆オオタカ (1993.9.26 西の丸庭園) 

 アオゲラを求めて、昨日に引き続き開園と同時に西の丸庭園に入り北奥の焔硝蔵を目指して歩き始めた。背中には800ミリ望遠とカメラの入ったリュック、手には重量級の三脚を提げて。

 芝生広場の上をカラスが騒がしく飛び回っている。横目でカウントしながら歩いた。1・2・3・4・5・6、気づくとカラスの中に違う鳥が混じっている。トビだろうかと双眼鏡を目に当てるとタカだ。 とたんに身体中を激しく血液が駆け巡る。飛び去らないでくれと祈る気持ちで、あわててリュックを足元に投げ出すと、三脚を伸ばしてレンズをセットしようとするが焦ってネジがうまく入らない。

 震える手でカメラをセットした。フードも十分に伸ばせたか分からない。絞りは開放にした記憶はある。シャッター速度は勘で250分の1。 この間タカはカラスの執拗なモビングに追われ大きく旋回しながら徐々に高度を上げていく。

 やっと準備ができてレンズを向けると、カラスの中に悠然と飛ぶオオタカの姿があった。しかし時すでに遅くかなりの高さまで上がってしまっている。 オオタカに合えたうれしさと、カメラをセットしていなかった後悔と、追い立てたカラスへの腹立たしさなどが入り混じった複雑な気持ちで飛び去った南の空を見続けた。

 その後は、開園前にすきまから中の様子をうかがったり、あらかじめセットして即撮影可能な状態にして入ったが、2度とあのような素晴らしい出合いは起こらなかった。

コメント (2)
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