大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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タカ渡りの期待・・・・ 2019.9.25

2019年09月25日 | Weblog

 真っ青な秋空。気温も上がって今日は・・・。いつものように園内を回りながら、空が開けた場所では立ち止まって空を見上げる。 しかしだめだった。 一番やぐらで数人が観察を続けているので、その後観察されたかも知れないが・・・。

 9月25日は、大阪城公園でタカの渡りの 「特異日」 正しくは気象について使う言葉らしいが、この日に大阪城公園の上空を通過するサシバやハチクマがよく観察される。

 実際のところは、数十年前にたまたま25日に観察し、以後その日を中心に観察したためそうなった。 もっと違う日にも観察していれば、違う結果になっているかも知れない。 近年は観察者も増えた結果、25日に限らず見られている。

 ただし9月下旬に多いのは変わらない。大阪城公園は、大阪の北部を通過するタカたちの外れの一部が通過していると思われる。 もっと南の和歌山から四国へ渡るコースは10月に入ってからピークを迎える。

〇キビタキ ♂2♀型9の11羽 太陽の広場東の森、元ヘリポート、豊国神社裏、天守閣東側配水池、飛騨の森ほか。

〇カワラヒワ 太陽の広場東の森、修道館裏。

〇コサメビタキ 3羽 もみじ園、天守閣東側配水池、飛騨の森。

〇モズ 2羽 音楽堂西側上で♀1羽観察、今秋は高鳴きを聞いていないなと思った。その後山男Tさんに出会い、山里丸で♂の高鳴きを聞いたと。今秋初だろう。やっぱり秋はモズの高鳴きで始まる。

〇エゾビタキ 4羽 梅林南側、もみじ園、飛騨の森。

〇マミジロ♀ 1羽 豊国神社裏で観察撮影されその後梅林方向へ飛ぶ。

〇オオルリ♂2♂若2♀1 豊国神社裏、梅林南側上、天守閣東側配水池、飛騨の森。

〇サンコウチョウ2羽 市民の森で観察情報いただく。

〇キビタキ、カワラヒワ、コサメビタキ、モズ、シジュウカラ、メジロ、エゾビタキ、マミジロ、オオルリ、サンコウチョウ、カワウ、コゲラ、カルガモ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 TVでサルが大阪市内各所で見られていると。〇区や〇〇通りでなど市内各所で観察され動画にも写されている。 注意するのは当然だができることはない。

 十数年前にも大阪市にサルが出て話題になった。 大阪城公園の元射撃場にも現れた。その後阪神高速で死体が見つかった。今回のサルも大阪城公園でも見られるかも知れないが、何とか山地まで戻ってほしい。

◆◆サシバ(1996.9.28 梅林中央広場から上空)  

 タカの渡りを観察しようとの考えは1993年の秋に上空を渡るサシバを見て以来いつも頭にあったが、秋の渡りの貴重な一日を費やす決心がつかなかった。

 梅林の休憩所前に、昼食や飲み物を用意しカメラもセットして自分の居場所を作る。後はひたすら空を見上げて待つのみ。

 一日目は空振りに終わったが、予想していた通りでそれほど落胆もしない。一人で終日空を見て過ごすことは禅修行と同じことだと気づいた。以前から鳥見は自分の心を見つめ、心を鍛える宗教に似た作用に気づいていたが、まさしくそのとおりであった。

 二日間も空振りは当然で、修道場に入る心境で昨日の場所に落ち着いた。数時間経過して身体が空と混然一体になり鳥見の意識がなくなった頃、東の空に黒い粒が見えた。時計を見ると10時35分。大阪上空を通過する第1陣36羽の勇姿発見であった。

 彼らは戻ったり円を描いたりしてどの方向を目指しているのか分からないほど優雅に舞っているが、数分のうちに南西の空に小さく消えた。

 確実に南の島を目指しているのだ。現実に目覚めるのはこの時。

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