台風一過快晴に恵まれると週間予報だったが、どんより曇り空。 今日は時々空を見上げ、あわよくばタカの渡りも予定だったが、この空では全くだめ。
〇クロツグミ♂1羽 市民の森で観察された。
〇マミチャジナイ1羽 市民の森で観察された。
〇エゾビタキ 3羽 市民の森、もみじ園。
〇キビタキ♀型5羽 市民の森、沖縄復帰の森、修道館裏など。
〇オオルリ♂若♀各1羽 沖縄復帰の森、豊国神社裏。
〇サンコウチョウ1羽 沖縄復帰の森。
〇コサメビタキ1羽 教育塔裏
〇ヒドリガモ1羽 西外堀で観察撮影される。
〇カワセミ1羽 西外堀から西の丸庭園へ。
〇カルガモ8羽 南外堀、西外堀、第二寝屋川。
〇コサギ1羽 第二寝屋川。
〇コムクドリ 豊国神社裏との噂も耳にしたが詳細不明。
〇シジュウカラ、メジロ、コゲラ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
◆◆エゾビタキ(1992.9.27 修道館西)
前方の樹間をヒラッと飛ぶ姿が目に入った。明らかにスズメとは違う、切れのいい飛び方だ。 サメビタキの仲間だろうと予想して、見通しの良い枝を探すと、案の定双眼鏡の中に大きな目で白い胸の縦斑が目立つエゾビタキが見える。
この仲間を見つけた時はサメかコサメか、枝先にとまる鳥を前に意見が飛び交うことも多い。しかし、エゾビタキの場合は、胸の縦斑が見えると簡単に意見が一致する。
エゾビタキという言葉には特別な響きがあって憧れを感じる。エゾの言葉には、北海道でしか見られない植物や野鳥も多いが、このエゾビタキは北海道で繁殖している訳ではない。サメビタキ属の中で唯一、日本を越えて北から南へあるいは、南から北へ渡る旅鳥だ。 この公園にやってくる他の二種もここを基準にすると旅鳥なので特別な違いはないが。
しかし、エゾの響きか、胸の縦斑か、それとも旅鳥のためだろうか、他のサメビタキ属とは違って、よりたくましい印象を受ける。