大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

謹賀新年 2020.1.1

2020年01月01日 | Weblog
 明けまして おめでとう ございます。
 旧年中は、何かとお世話になりありがとうございました。
 本年もよろしく お願い申し上げます。

 このブログのタイトルを書き始めて、日付を2019と打って気付いた。打つ動作が癖になっていて自然に動いてしまう。
 大阪城公園の野鳥も、新たな気持ちで頑張らないと。

 恒例の
 「2019 大阪城公園の野鳥 十大ニュース」

【1 位】 オジロビタキ♂の飛来。大阪城公園初記録。

 10月6日 喉の赤い♂成鳥が飛騨の森の東端部に4回現れ5人が撮影。ニシオジロビタキはこれまでに18羽の飛来を確認するなど比較的多いが、オジロビタキは極端に少なく1999年11月以来2羽目。大阪城公園では間違いなく珍鳥。連絡をいただいてタクシーで駆け付けたが・・・悔しい結果。

【2 位】 キビタキ大阪城公園で初繁殖。

 5月にキビタキが営巣し2羽の雛が巣立ちした。その後園内で過ごし7月には大阪城公園を後にした。大都市の中の公園での繁殖は大変珍しく貴重。大阪市内では初と思われる。
 大阪城公園で繁殖に影響があるのは、人、カラス、ネコ、ヘビなどであるが、多くの野鳥が繁殖する公園になってほしい。

【3 位】 トラフズクの飛来。大阪城公園初記録。

 10月20日 西の丸庭園で約50羽のカラスのモビングを受け逃げ回る。その後豊国神社裏でもカラスに追われ飛ぶ姿が観察される。尾羽が2本程度しか残っておらずカラスに襲われたと思われる。
 後日談、森の宮交差点近くで羽根が散乱しているのが見つかり、当該のトラフズクかと動揺したが結果はヤマシギだった。

【4 位】 オオコノハズクの飛来と保護。

 11月5日ピースおおさかの東で灌木に根元に入って動かず。野良ネコもいる場所なので放置できず11時に保護、バードレスキュー協会へ。
 オオコノハズクは2017年にも、カラスのモビングを受けて内堀の石垣へ逃げ込むなどの初観察があり、今回が2羽目になる。

【5 位】 ケリの飛来。

 4月25日 上空を鳴いて飛ぶ姿が観察される。2017年以来7年目の飛来となった。もともと大阪城公園は生息環境が合わないので観察数は少ない。その上近年は減少傾向で、今後ますます見られない鳥になるだろう。

【6 位】 ツミ観察される。

 1月と2月に、沖縄復帰の森、内堀、豊国神社裏などで観察されるが、同じ場所で見られることはなく、毎回場所が変わり短時間で飛去するため、努力しても出合うのは困難。ほとんど運かもしれない。
 ただし、近年は観察が増えてきている。近い将来は見やすくなると期待している。

【7 位】 カワセミの営巣行動。

 3月に♂♀が追いかけ合うなど番い形成と思われる行動を観察。4月に北外堀の伏見櫓の石垣下部隅の土がたまった場所、水面から1メートルくらいの位置に営巣。穴の近くでもう1羽がとまっている時も。やがて放棄したらしく短期間で見られなくなった。巣立ちまで期待したが。

【8 位】 アオバズクの羽根が散乱。

 10月26日西の丸庭園で、散乱した羽根が収集され本種と判断される。頭部、体部、脚など確認できなかったがアオバズクの飛来を記録。残念だがカラスやネコに襲われたと思われる。

【9 位】 スズガモ♂1羽越冬。

 前年の12月から2019年3月まで♂1羽が主に北外堀で過ごした。ホシハジロやキンクロハジロの飛来が減少しているため、今後飛来は多くないと思われる。見られる場所に行けば一目で数百羽などごく普通の種。大阪城公園で観察する人はほとんどいなかったが、私は毎回合うたびに小さな喜びを感じていた。

【10 位】 キマユムシクイ 2羽飛来。

 10月8日に西の丸庭園で1羽。11月の上旬に梅林南側上桜広場で1羽が断続的に数回観察される。見逃されやすい本種であるが、多くのカメラマンやバーダーに隅々まで観察されている大阪城公園ならであろう。


 昨年1年間多くの出会いがありました。どれを見ても当時を懐かしく思い出します。2020年、今年はどんな出会いがあるか。楽しみです。
コメント
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