大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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大阪城公園 この冬は鳥が少ない! 2020.1.6

2020年01月06日 | Weblog
 今日は 「小寒」 これから本格的に寒くなる。しかしこの冬は暖かい、寒くなるように思えない。
 大阪城公園を回るにはありがたいが。ただ鳥が少ない。山野の鳥も、カモなど水辺の鳥も少ない。各地でもそうなんだろうか。

 むくどり通信 (日本野鳥の会大阪支部) 1月号が届いた。ぱらぱらとめくって興味を引いた記事から読み始める。

 「小山慎司の日本列島鳥見旅」 が目に付いた。連載記事のスタートで、第1回は 「退職後怒涛の1年間」 この内容には驚いた。定年退職し時間ができたのでと全国への鳥見行三昧。

 ごく一部を紹介すると、石垣・与那国、舳倉島、見島、汐川、松江市、沖ノ鳥島、北海道、九十九里浜、名古屋~苫小牧などなど。まさに北海道から沖縄まで。家にいる時の方が少なかったのでは。まさに怒涛の鳥見。

 小山氏とは30年ほど前からの知り合いで、野鳥雑誌や図鑑などに彼の名前をよく目にした。全国的に著名な超ベテランで、ある意味憧れの鳥見人。

 彼に、何度も教えを乞うたことがある。例えば、昨年の12月23日のこのブログ、最後のハイタカの記事で 「K氏に識別を依頼したところ」 とあるのは実は彼の事。

 今回の記事に、イワバホオジロ、クラウディアムシクイ、アムールサンコウチョウなどなど、この1年で6種のライファーをゲットし、国内でもうすぐ600種と。
 日本初とかそれに近いものばかりで、どれも姿が頭に浮かばない。私などとは桁がちがう。
 
 最後に小山氏を紹介する記事の中に、クロハゲワシが車の屋根にとまって、横で小山氏がピースサインしているのをスマホで撮ったという写真がある。これは何?合成写真!

 クロハゲワシは、数十年前に高知へ見に行ったことがある。ただし100メートルは超える距離で、白いサギを食べていた記憶がある。
 とんでもない大きさで、翼開長は2メートルを超える。つまり畳より大きい。それが、車の屋根にとまり横で並んで撮影するとは・・・!
 頭がクラクラし、にわかに理解できない。

〇オカヨシガモ 11羽 東外堀、内堀、北外堀。少ない。

〇ヒドリガモ 95羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀。多かった西外堀でも51羽とずいぶん寂しくなっている。

〇マガモ 14羽 南外堀、人工川、西外堀、内堀。他のカモが少ない中で、本種のみ多い。理由は分からない。ただ時には、なれ慣れしいと言うか、フレンドリーと言うか、そんなマガモによく出合うのが気になる。

〇カルガモ 12羽 すべて人工川。この連中もフレンドリー。

〇ハシビロガモ 47羽 東外堀、南外堀、内堀、西外堀、北外堀。

〇コガモ 16羽 南外堀、西外堀、内堀。ちょっと前南外堀に一気に増加して喜んで観察していたが再び減少。旅の途中の群れが羽を休めたのだろう。

〇ホシハジロ 78羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川。

〇キンクロハジロ 103羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀。

 今日のカモは以上のとおり。
 全体に少ない。今年だけの事なのか。これから10年くらい記録を続けると分かるだろう。ただ、その理由は簡単には分からないだろう。

〇オオバン 44羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川

〇バン 1羽 西外堀。大手門側から探すも見付けられない。いつもの頻尿で近くのトイレに行って戻ってくる。
 マガモ♂が堀の中央辺りを泳いでいる。すぐ横に小さい奴が。ん!コガモか?と双眼鏡で見るとバン! おーう。バンや!バンや!

〇ハクセキレイ 16羽 太陽の広場東の森ほか各所。

〇カワウ 10羽 東外堀、西外堀、第二寝屋川。早くも頭部と腰に白斑が出た夏羽の個体も。

〇カイツブリ 4羽 東外堀、南外堀。

〇セグロカモメ 5羽 南外堀、第二寝屋川。

〇ゴイサギ 2羽 北外堀ねぐら。

〇アオサギ 1羽 北外堀

〇ユリカモメ 21羽 第二寝屋川

 カモ以外の水鳥も多くない。この冬はこんな様子なのかな。山野の鳥は。

〇ツグミ 28羽 ほぼ各所。ほとんど樹上も水上バス乗り場で1羽が下に下りていた。大手前ではクスノキの実にホバリングしていた。

〇シロハラ 3羽 水上バス乗り場、市民の森など。少ない。

〇ウグイス 2羽 市民の森、修道館裏。ともに笹鳴き。

〇アオジ 6羽 音楽堂西側上。

〇ジョウビタキ 1羽 ♂北外堀。

〇チョウゲンボウ 1羽 北外堀。

●オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ツグミ、シロハラ、ハクセキレイ、カワウ、カイツブリ、ウグイス、アオジ、セグロカモメ、バン、シジュウカラ、メジロ、ゴイサギ、アオサギ、ユリカモメ、ジョウビタキ、チョウゲンボウ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■バ ン ①(2009.10.24 内堀)②(2009.11.4 内堀)③(2009.11.5 内堀)


 年が明けると63歳。55歳で退職以来7年8か月になる。今は人生で最もいい時期を過ごしている。ストレスはない。心の欲するままに暮らす日々。
 現在の日本で70歳は「古来希」ではない。100歳を超える人が3万人。1.5倍するとちょうどいいらしい。70×1.5で105歳なら「古来希」と言えるだろう。
 すると私は63÷1.5=42。昔の42歳くらいか。
 バンがやって来た。2007年の10月に初飛来が記録されたが、そうなると不思議と続くものだ。最初に見られたのが内堀の西側。その後は東側に移ってアゾラの中で採餌している。
 このような時期がいつまでも続くとは思っていない。だと言ってストイックに暮らすつもりはない。どちらかに分けると享楽的に生きてきた。これからもそうだろう。
 アゾラの中を独特の動きで採餌しているバンをじっと見ている。ラジオ体操の人たちが横を通り過ぎる。私の目線に歩きながら堀に顔を向ける。「そうかー不惑か」と口に出る。 
コメント
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