大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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やっとユリカモメが飛来 2020.11.21

2020年11月21日 | Weblog
 大阪城公園について、しばらくしてスマホを忘れたことに気付いた。あーあ またやってしまった。直ちに困ることはないが落ち着かない。不安・心配。早めに切り上げて帰ろうとの気持ち。

 大阪城公園に鳥見に来た時に、困る忘れ物の順位。人によって違うだろうが、ちょっと想像してみた。

・ 1番は双眼鏡。これが無いと鳥を確認できない。酒飲んで家でひっくり返っているのと同じ。気付いたら直ちに帰宅するか。京橋へ朝飲みに行く。鳥見は取り止め。
・ 2番はスマホ。無くても直ちに困らないが落着かない。アルコールほどではないがちょっとスマホ依存症。
・ 3番は財布。しまった!と思うが、他へ寄らずに帰宅するなら大丈夫。ビールくらいならスマホのペイペイで買える。
・ 4番はカメラ。珍鳥に出合わない事を祈りながら回るだけ、カメラを忘れた時に出合う事はほとんどないだろう。
・ 5番は手帳 ともかく記録を付けないと来た意味がない。

● 快晴の秋空。市民の森に着くと数人が撮影中。聞くとキクイタダキとのこと。2羽と聞いた。1羽は混群の中に確認できた。相変わらずよく動く。

● カンムリカイツブリは今日も南外堀に滞在中。
 先日の負傷カンムリカイツブリ、初めに保護されたのは森の宮1丁目、大阪城公園から直線で東へ500メートルほどの場所。
 南外堀の個体ではないと思っていたが、気になっていた。当日ブログを見て夕方に大将が南外堀へ観察に行ったと。
 無事カンムリカイツブリを確認したので別の個体だと判断、連絡しなかったと聞いた。この行動力が大将の魅力だろう。

● ようやくユリカモメ到着。第二寝屋川を24羽の群れが下流へ。後に同数程度の小群が通過するのを、U君も観察。他に3羽が北外堀に着水も観察している。
 地球の環境が大きく変化していることを、大阪城公園の野鳥を見るだけで分かる。今すぐに答えを発声しないが、近い将来に分かる単純な事。

● ヤマガラ 5羽 市民の森、音楽堂西側上、大手前
● オオタカ 西の丸庭園
● ジョウビタキ 5羽 ♂梅林、♀4市民の森ほか
● ウグイス 6羽 音楽堂西側上、みどりのリズム、太陽の広場東の森ほか
● アオジ 1羽 音楽堂西側上
● カワラヒワ 50羽± もみじ園
● アトリ 15羽 梅林、飛騨の森
● モズ 1羽 飛騨の森
● エナガ 6羽 音楽堂西側上

● オカヨシガモ 8羽 
● ヨシガモ 9羽
● ヒドリガモ 76羽
● マガモ 20羽
● カルガモ 4羽
● ハシビロガモ 114羽 本種が今日の最多カモ
● コガモ 20羽
● ホシハジロ 9羽 
● キンクロハジロ 66羽

● ハクセキレイ 6羽
● コサギ 1羽
● カイツブリ 3羽
● ゴイサギ 2羽
● アオサギ 1羽

◎今日の記録種
 オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、キクイタダキ、ヤマガラ、シジュウカラ、オオタカ、メジロ、ジョウビタキ、ウグイス、アオジ、カワラヒワ、ハクセキレイ、コサギ、カワウ、ユリカモメ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ゴイサギ、アオサギ、アトリ、モズ、エナガ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■ユリカモメ(1994.12.23 北外堀)
 在原業平。平安時代の貴族だ。美男子いわゆるイケメン。色好み。恋多き美男の貴公子。などと伝わる。
 伊勢物語の有名な「東下り。すみだ河」業平を主人公にしたといわれる男の歌がある。船に乗って渡ろうとするが、皆なんとなく悲しくて都には恋しく思う人がいる。そんな折、白い鳥でくちばしと脚が赤い、鴨ぐらいの大きさの鳥が、水面を気ままに動きまわりながら魚を食べている。
 都では目にしない鳥なので皆知らない。船頭に尋ねると「都鳥」との答えを聞いて、歌を詠んだ。それを聞いて船に乗っている人は皆泣いてしまった。
「名にしおはば いざ言問はむ都鳥 わが思ふひとは ありやなしやと」
(おまえが都鳥という鳥ならば 尋ねよう都鳥よう 都にいる恋しい人は どうしているのだうかと)
 ここでいう都鳥は、ユリカモメだろうといわれる。千年も昔のこと。当時は関西では見られない鳥だったのだろう。
 これから千年後は、どんな鳥の世界になっているのか知りたい気もあるが、千年後も人類が地球に生息しているとは思えない。
コメント
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