今朝は風がやや心地よい。もちろん汗もかくが、秋が来たかなと。
豊国神社裏で出会った方と立ち話。大阪城公園には十数年ぶりに来たと話す。 やがて奈良県の初瀬ダムで私に出会ったと言う。 確かに20数年前にヤマセミを求めて何度か出かけたことがある場所。 ただし、そこで誰と出会って話をしたなどの記憶はない・・。
彼女が、そんな昔に一度出会っただけの私を覚えている事に驚く。 何しろ失顔症の私は、覚えているはずがない。しかしヤマセミの写真は覚えている。
「文一総合出版 写真集 日本の鳥1992」 に彼女の初瀬ダムのヤマセミの写真が掲載されていた。私の大阪城公園のミゾゴイ写真も採用された。
同じ写真集の中の、彼女のヤマセミの写真に感激した。実に雰囲気のある素敵な写真だった。作者は覚えていないが写真は覚えていた。 懐かしい昔の鳥見の思い出。
〇キビタキ 音楽堂西側上、市民の森、飛騨の森、天守閣東側配水池、梅林南側上など♂1・♀型5の計6羽。
〇コサメビタキ 市民の森、もみじ園、一番やぐらなど計4羽。
〇サンコウチョウ 1羽 一番やぐら。
〇コムクドリ7羽ほど 梅林南側上から元ヘリポート。その後西へ飛ぶ。相変わらず神出鬼没。毎日場所が変わる。
〇アオサギ 1羽 第二寝屋川。
〇ゴイサギ 2羽 北外堀。
〇オオルリ 1羽 飛騨の森。
〇ヤブサメ 2羽 飛騨の森。
〇オオタカ 1羽 六番やぐら上空で旋回。
〇今日の鳥たち。
キビタキ、コサメビタキ、コムクドリ、アオサギ、ゴイサギ、オオルリ、ヤブサメ、オオタカ、カワラヒワ、シジュウカラ、メジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
◆◆オオタカ①(1996.11.3 梅林から上空)
気付くのはいつも突然で、徐々に高度を上げて小さくなっている時。あらかじめ分かっていれば準備もできて不満のない撮影結果も残せるだろうが。
しかし、鳥見でなくても次に起こることは分からない。目前にある現実に対処しているうちに日々が過ぎる。人は老いやすいのだ。
同じような出合いは何度かあったが、カメラを準備していないので小さくなっていく姿を眺めるだけ。この時はたまたま他の鳥を撮影しようと用意して待っている時だったので撮影できた。
タカの中では一番オオタカに気品とあこがれを感じる。悠然と飛び上がりゆっくりと舞う姿は空の王者の風格十分である。
足元の枝をみて飛び立ったものが、上昇することで林が見え、大阪城公園全体が見え、大阪湾が見え、大阪平野の中に小さく大阪城公園が見え、大阪府の地図の中に北摂や金剛山の山々が見える。高度を上げることで視野が広くなる。