大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

神出鬼没コムクドリ 2019.9.12

2019年09月12日 | Weblog

 今朝は風がやや心地よい。もちろん汗もかくが、秋が来たかなと。

 豊国神社裏で出会った方と立ち話。大阪城公園には十数年ぶりに来たと話す。 やがて奈良県の初瀬ダムで私に出会ったと言う。 確かに20数年前にヤマセミを求めて何度か出かけたことがある場所。 ただし、そこで誰と出会って話をしたなどの記憶はない・・。

 彼女が、そんな昔に一度出会っただけの私を覚えている事に驚く。 何しろ失顔症の私は、覚えているはずがない。しかしヤマセミの写真は覚えている。

 「文一総合出版 写真集 日本の鳥1992」 に彼女の初瀬ダムのヤマセミの写真が掲載されていた。私の大阪城公園のミゾゴイ写真も採用された。

 同じ写真集の中の、彼女のヤマセミの写真に感激した。実に雰囲気のある素敵な写真だった。作者は覚えていないが写真は覚えていた。 懐かしい昔の鳥見の思い出。

〇キビタキ 音楽堂西側上、市民の森、飛騨の森、天守閣東側配水池、梅林南側上など♂1・♀型5の計6羽。

〇コサメビタキ 市民の森、もみじ園、一番やぐらなど計4羽。

〇サンコウチョウ 1羽 一番やぐら。

〇コムクドリ7羽ほど 梅林南側上から元ヘリポート。その後西へ飛ぶ。相変わらず神出鬼没。毎日場所が変わる。

〇アオサギ 1羽 第二寝屋川。

〇ゴイサギ 2羽 北外堀。

〇オオルリ 1羽 飛騨の森。

〇ヤブサメ 2羽 飛騨の森。

〇オオタカ 1羽 六番やぐら上空で旋回。

〇今日の鳥たち。

 キビタキ、コサメビタキ、コムクドリ、アオサギ、ゴイサギ、オオルリ、ヤブサメ、オオタカ、カワラヒワ、シジュウカラ、メジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 

◆◆オオタカ①(1996.11.3 梅林から上空) 

 気付くのはいつも突然で、徐々に高度を上げて小さくなっている時。あらかじめ分かっていれば準備もできて不満のない撮影結果も残せるだろうが。

 しかし、鳥見でなくても次に起こることは分からない。目前にある現実に対処しているうちに日々が過ぎる。人は老いやすいのだ。

 同じような出合いは何度かあったが、カメラを準備していないので小さくなっていく姿を眺めるだけ。この時はたまたま他の鳥を撮影しようと用意して待っている時だったので撮影できた。

 タカの中では一番オオタカに気品とあこがれを感じる。悠然と飛び上がりゆっくりと舞う姿は空の王者の風格十分である。

 足元の枝をみて飛び立ったものが、上昇することで林が見え、大阪城公園全体が見え、大阪湾が見え、大阪平野の中に小さく大阪城公園が見え、大阪府の地図の中に北摂や金剛山の山々が見える。高度を上げることで視野が広くなる。

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サンコウチョウ、オオヨシキリ、コルリなどなど・・・ 2019.9.10

2019年09月10日 | Weblog

 真夏と同じ鋭い日差し。真っ青な空に遠くに入道雲。とても9月とは思えない。 近年は、観測史上初とか、数十年ぶりとか・・・飛んでもない気象の変化。 慣れてはいけない。覚悟して準備しておかないと。地球はどうなるか。

 先日知った。浅学で恥ずかしい話だが、縄文時代は1万年以上続いていて日本の歴史の8割を占める。 その後の弥生や、鎌倉や、戦国や、江戸や、昭和や・・・、何やかんや全部ひっくるめて、わずか2割。

 びっくり! 年数でいうと日本はほとんど縄文時代だった! あらためて 「縄文のビーナス」 とか出土した本物を見てみたい。 どこに行けば見られるのか、常設展示しているのか? あのボリュームのあるふくよかな尻は見事! 

 秋の渡りの波、今日は快調。いい時は大阪城公園に着いて10分も歩けば感じる。 キビタキが地面すれすれにUターンして枝にとまる。 何かを捕まえたようだ。 ちょっと先でコサメビタキの舞を楽しむ。 行く先々で出合う。鳥友たちの情報も素晴らしい。 

〇キビタキ 市民の森、沖縄復帰の森、梅林南側上桜広場、梅林南側、豊国神社裏、豊国神社東、一番やぐら、二番やぐら跡、飛騨の森・・・などなど。園内全体ということ。♂5.♀型13 計18羽。 なかなかの賑わい♪ 多分これでも一部。

〇コサメビタキ 太陽の広場東の森、市民の森、修道館、豊国神社裏、音楽堂西側上、梅林南側上桜広場、飛騨の森ほか8羽。

〇オオルリ 市民の森、梅林南側上、一番やぐらほか♂3.♀5の計8羽。

〇ヤブサメ 1羽 梅林南側上ウバメガシ。山男 Tさん久しぶりにヤブサメを見付けたと笑顔。

〇サンコウチョウ 1羽 市民の森。

〇コルリ 2羽 ともに♀で音楽堂西側上小道と飛騨の森ユキヤナギ。音楽堂西側上で通路の中央付近の道の上、鳥を見つけ双眼鏡で。コルリだろうな。。。遠いうえに逆光。うん?キビタキか? ミミズを食べるのに苦労している。30メートルほど近づいてとりあえずカメラを向ける。 

 逃げるなよ。逆光補正して数枚。やはりキビタキか。大きなミミズで苦労している。 やがて右の植え込みに飛び込む。 でもなぜかすっきりしない。体形や仕草や行動などなど・・・。

 ぐるっと回って藤棚のベンチに座る。お茶を飲んで一息。リュックから図鑑を取り出して足の色を確認。 やっぱり!キビタキはピンクじゃない。黒だ。これが不自然ですっきりしなかった。コルリで確定。やれやれ。

 キビタキかコルリか普通の人ならすぐに分かる。逆光だったとは言え、私の識別能力はこんなもの。失顔症で人の顔も分からないのに、トリが分かるはずがない。・・・( ;∀;) 

〇コムクドリ 6羽ほど 六番やぐら。最近毎日見られているが一日と同じ場所にはいないのが不思議。明日はどこに出るか。

〇オオヨシキリ 1羽 西部空堀。前にコヨシキリで話題になったススキなどの中。これは見つけ辛い。I 氏は早朝に粘って確認撮影成功。素晴らしい。

〇ハチクマかも? 情報1羽。 東の空を注視してタカの渡りの観察していた方からの情報。ただし確定ではないとの事。

〇カワセミ 1羽北外堀。

〇ゴイサギ 2羽 北外堀。

 今日は悪くない。楽しめる日。とりあえずキビタキやコサメビタキに出合える。退屈することはない。

●今日の鳥たち

 キビタキ、コサメビタキ、オオルリ、ヤブサメ、コムクドリ、オオヨシキリ、コルリ、アオサギ、ゴイサギ、カワセミ、カワウ、メジロ、シジュウカラ、ムクドリ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆オオタカ (1993.9.26 西の丸庭園) 

 アオゲラを求めて、昨日に引き続き開園と同時に西の丸庭園に入り北奥の焔硝蔵を目指して歩き始めた。背中には800ミリ望遠とカメラの入ったリュック、手には重量級の三脚を提げて。

 芝生広場の上をカラスが騒がしく飛び回っている。横目でカウントしながら歩いた。1・2・3・4・5・6、気づくとカラスの中に違う鳥が混じっている。トビだろうかと双眼鏡を目に当てるとタカだ。 とたんに身体中を激しく血液が駆け巡る。飛び去らないでくれと祈る気持ちで、あわててリュックを足元に投げ出すと、三脚を伸ばしてレンズをセットしようとするが焦ってネジがうまく入らない。

 震える手でカメラをセットした。フードも十分に伸ばせたか分からない。絞りは開放にした記憶はある。シャッター速度は勘で250分の1。 この間タカはカラスの執拗なモビングに追われ大きく旋回しながら徐々に高度を上げていく。

 やっと準備ができてレンズを向けると、カラスの中に悠然と飛ぶオオタカの姿があった。しかし時すでに遅くかなりの高さまで上がってしまっている。 オオタカに合えたうれしさと、カメラをセットしていなかった後悔と、追い立てたカラスへの腹立たしさなどが入り混じった複雑な気持ちで飛び去った南の空を見続けた。

 その後は、開園前にすきまから中の様子をうかがったり、あらかじめセットして即撮影可能な状態にして入ったが、2度とあのような素晴らしい出合いは起こらなかった。

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キビタキ・コサメビタキによく出合う 2019.9.9

2019年09月09日 | Weblog

 9月というのに暑い。うっかり百円自販機の前を通り過ぎて、大阪城公園に着いて気付いた。しまった。大阪城公園で買うと160円。お茶だからいいが100万円のものが160万円。

 熱中症で倒れても大変なので弓道場前の自販機に向かうとすべて売り切れ。ちょっと驚いた。これなら自販機もそれなりに商いが成り立っているんだ。

 結局もみじ園北側トイレ前の自販機で購入。台湾人の家族が面白そうにしていた。

 今朝はみどりのリズムですぐにコサメビタキとキビタキ♀型に出合う。幸先よし。 その後コサメビタキは、市民の森、一番やぐら、梅林、豊国神社東、沖縄復帰の森などで計6羽。 灰色系のシンプルな体形、真面目そうな眼付が好き。

 キビタキは、♂3♀5の計8羽。みどりのリズム、一番やぐら、市民の森、沖縄復帰の森、梅林南側上桜広場、飛騨の森。

  コムクドリの情報。朝に天守閣東側配水池で8~10羽程度の群れが観察されたとの話しを聞く。 先日から6羽ほどの観察が続いているが、これら群れと同一グループの事かも。

 チョウゲンボウ1羽 天守閣上を旋回との情報。

 オオルリ♀、梅林南側上と愛の森。

 全体の数は多くないが、キビタキとコサメビタキとの出合いに慰められた。

 他には、カワラヒワ、シジュウカラ、メジロ、コゲラ、カワウ、コサギ、アオサギ、カルガモ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 

◆◆ウグイス (1993.11.18  梅林南側上) 

 バードウオッチングを始める前と大きく印象が変わった鳥がある。例えばタンチョウやライチョウだ。野鳥はまったく知らなかったが、これらの鳥の名前はよく知っていた。

 自然の中での生態も、いろいろな映像で取り上げられていて何度も目にしている。そのためか、これらの鳥に一種のあこがれのようなものを感じていた。

 しかし、バードウオッチャーになってこれらの鳥にそれほど魅力を感じなくなった。私だけでなく、ほとんどのバードウオッチャーは強い興味を持っていない。

 理由は、その場所へ行けば必ず見られるからだろう。バードウオッチングは人の探検本能を刺激させる趣味である。失敗がないのは一度見れば興味を失う。

 ウグイスもそのたぐいの鳥だ。「ホーホケキョ」の鳴き声とともに、非常によく知られている。 しかし、実際に目にすると頭の中のイメージと合わないので戸惑う。色はいわゆる「うぐいす色」でなく地味な茶色系で、行動も梅にとまることはなく、茂みの中をひっそり動き回る地味な鳥だ。

 今の時期は三鳴鳥と言われる素晴らしいさえずりも聞かせてくれず「チャッチャッ」と笹鳴きを残して去って行く。 

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キビタキなど増えた 2019.9.6

2019年09月06日 | Weblog

 今朝も蒸し暑い。全身汗ぼとぼとになって歩いている。 鳥の方は昨日よりよくなっていた。 昨日が底なら今朝は少し上向き。

 大阪城公園の鳥たちは、いつも一定の数がコンスタントに通過している訳ではない。多くなったり少なくなったり波のように変化する。だから鳥見には当たり外れがある。これが病みつきにさせる理由のひとつ。

 いつでも決まった時期に決まった場所にいけば確実に見られるなら、数年もすれば飽いてしまうだろう。 恋のように不確定な要素が多いから人は鳥にひかれる。

〇キビタキ♂飛騨の森、東外堀沿い藤棚で計2羽。♀型一番やぐら、梅林南側上、飛騨の森など7羽、合計♂2♀7の9羽。

〇オオルリ♂若と♀梅林南側上の2羽。

〇センダイムシクイ3羽 市民の森、音楽堂西側上、豊国神社東。

〇コサメビタキ1羽 修道館西。

〇昨日聞いたサンショウクイの情報。はっきりしなかったが、今朝観察者に出会い聞いてみる。玉造口でサンショウクイの群れに出会う。北西に移動して見失う。撮影した写真で確認すると11羽だったと。

〇ハイタカ1羽が元射撃場、梅林南側上桜広場で観察されている。いよいよ戻ってきたのか。

〇カワセミ1羽 北外堀。青屋門付近、昨日も同じ所で観察。

〇イソヒヨドリ♀1羽 第二寝屋川。

〇その他、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、コゲラ、カワウ、コサギ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 

◆◆キビタキ(1992.10.31 沖縄復帰の森)

 大阪城公園でカメラをセットして出てくるのを待っていると、通りがかりの人からバードウオッチングですかと、声を掛けられることがよくある。話の中にウグイスやメジロなど、一般に広く知られた野鳥の名前も出てくる。

 800ミリの巨大なレンズが目を引くことや、バードウオッチングという行為が一般に認知されてきた証拠だろう。 ちょうどキビタキの♂を観察撮影している時なら、入っていますからどうぞとファインダーをのぞくように勧める事がある。

 ほとんどの人がファインダーから目を離すと驚いた表情で 「こんなきれいな鳥がこの公園にいるのですか?」「名前は何ですか?」 などと聞く。

 私も初めて見たときには、これほど美しい野鳥が大阪城公園で見られることが信じられなかった。相手の気持ちはよく分かる。 こんな時は、少し前から知っているだけのことだが、自分の宝物を公開しているような気持になる。

 キビタキは道路標識にある黄色と黒の色合いなのでよく目立つが、かつて子供を連れて何度もここに来ていたのに気付かなかった。 今まで多くのものを見たり聞いたりしてきたつもりだったが、実際には自分に意識のあるものしか見ていなかったのだ。

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秋の渡り 谷の日かも 2019.9.5

2019年09月05日 | Weblog

 気温より湿度の高いのが不快。べたべたする。じっとしていても汗がじわーっと。 この時期キノコが目立つ。 園内を回っていると木の根元や草の間に多くのキノコ。白っぽいのが多い。中には傘が15センチを超えるものも。

 まったく知識はないので分からない。キノコ図鑑はあるがうまく使えない。ただ目に付くだけ。 もちろん食べようとは思わないが気になってしかたない。

 今朝は秋の渡りの谷間のような日だった。 出合いが少ない。 キビタキ♀型1羽、市民の森。 カワラヒワ5羽、市民の森。 エゾムシクイ、音楽堂西側上と沖縄復帰の森で2羽。 オオルリ♂若1羽、梅林南側上桜広場。 カワセミ1羽、北外堀。 カルガモ2羽、内堀と北外堀。 ゴイサギ1羽、北外堀。 イソヒヨドリ♂♀がミライザ裏。 出会った鳥友から朝にサンショウクイ10羽ほどが見られたと聞いたとの事、場所も詳細も不明。

 今朝は鳥も少なかったが鳥見人も少なかった。川を前にビールを飲んで早めに帰宅。

 昨夜水曜日は 「御家人斬九郎」 「1-6話  わしは将軍」 の放映。 BS関西で再々再放映が始まっている。 もちろん芸者蔦吉を見たいからチャンネルを合わす。 やはり鳥声が効果音が使われていた。 池の前でのシーンにオオヨシキリとカイツブリの声が盛んに。

 今回の話し斬九郎と蔦吉、お互いの想いがつらいと言うかバカと言うか。がきじゃないんだからはっきりしろ。本心を口にしたら負けみたいな。

 柴田錬三郎の原作にそうあるのか、TVドラマ化するにあたって監督が野鳥の声を使ったのか。今後も背景の鳴き声に注意しながら見ようと思う。

 それにしても毎週水曜日、蔦吉に会えるのは楽しみ。 昨夜の蔦吉も、実に魅力的で美しかった・・・・。正直ほれぼれする。

 

◆◆ オオヨシキリ (2013.9.23 梅林)

 梅林で昨日ノビタキが出たと聞いていたので、桜広場から梅林へ下りるとH坂さんと出会う。 「何か変なんがいてる」と指さすが全く見えない。 ようやく伸びた下草の中に、わずかに何かが見える。鳥かどうかも分からない。

 時に草がゆれるので、何かがいるのは間違いない。ようやく、一部が草の隙間に見える。ヨシキリみたい。 ウグイスじゃないと思うが。 あれ、モズかぁ。ノゴマの♀かな。 また見えなくなった。せめて目が見えたら。顔が見えたら。・・・2人でしばらくそんな事を繰り返す。

 やがて下枝に飛び出る。わっ!全身見える。急いでカメラを向ける。ん・・右にもいる。2羽だ。右のは大きい。頭が見えるとオオヨシキリの顔だ。左のはかなり小さい。 カメラのモニターで拡大してみると、センニュウのようだ。何と、あの草むらの中に2羽いたのか。

 帰宅後、ゆっくり確認してみると、オオヨシキリとシマセンニュウのようだ。何故2羽が一緒にいたのか?別に離れた所に飛んでも、再び2羽同じ所に戻ってくるのか。よく分からない。だから野鳥は面白い。

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サンコウチョウやサンショウクイ 2019.9.3

2019年09月03日 | Weblog

 今朝の気温も汗かきの私には辛い。全身汗ぼとぼと。みどりのリズムから市民の森への間で大将ほか数人が立ち話。

 今朝市民の森でサンコウチョウとサンショウクイを観察との事。サンショウクイは行方不明も、サンコウチョウはその後数人が観察。

 他に夏鳥は、キビタキ♀型2、市民の森と音楽堂西側上。 コサメビタキは3羽、音楽堂西側上、飛騨の森、二番やぐら跡。 オオルリ♀が梅林南側上。 エゾビタキ1羽、ミライザ裏。 

 その他、コサギ第二寝屋川、アオサギ第二寝屋川、エナガ4羽沖縄復帰の森、メジロ、シジュウカラ、カワウ、カワラヒワ、ゴイサギ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 昨日のコムクドリも見られず、今日の鳥はこの時期にしては平均的。 歩き疲れて早めに帰宅。

 

 「御家人斬九郎」 の再放映が始まった。今年の春だったかドラマの中でサンコウチョウの 「ホイホイホイ」 が効果音に使われていてブログに書いた。すると蔦吉の大ファンだという方からメールをいただいた。

 ドラマの内容もさることながら、私は芸者 「蔦吉」 が見たいのでチャンネルを合わせていた。その方も思いは全く同じ蔦吉ファン。 蔦吉の魅力に惚れ込んだ人も多いようで 「蔦吉ファンサイト」 や 「蔦吉姉さんファンクラブ」 を検索すると同じ思いが伝わる。

 ドラマを見たいのでなく 「蔦吉」 を見たいから。 若村麻由美が好きではなく 「蔦吉」 が好きだから。 

 その方から 「白魚の吉次」 (2―7話) ではアカショウビンの声が聞かれると教えていただく。 サンコウチョウは (冬木町の女 5-9話) だった。 今回の再放送は第1期から始まっているのでそこまで続くか、ぜひ5期まで放映してほしい。

 

◆◆サンコウチョウ(1992.9.26 音楽堂西側)

 春に豊国神社裏に出た尾の長い♂は一瞬姿を見ただけで飛び去ったので、秋の渡りの時にぜひ飛来してほしいと心待ちにしていた。 秋になって音楽堂西側の林に現れたのは尾の短い♀タイプだった。繁殖後に尾の抜けた♂か、あるいは♀か、などいろいろな意見もあったが、羽色やアイリングがはっきりしないことから♀の幼鳥と判断した。

 少し離れた木の間をひらひらした感じで飛び回ったり、枝先から飛び出しフライングキャッチしたりするなどの行動を十分楽しませてくれた。 しかし暗い林を好むのだろうか、光が直接あたる明るい枝にはとまってくれず、日陰を選んでとまるように思えた。

 一緒に観察していた数人の仲間も、飛び出すたびに声を上げて喜んでいたが、心の中で長い尾をもった♂であればという気持ちを持っていたようだ。 サンコウチョウというと、尾の長い鳥のイメージが定着しているので、♀タイプでは少し頼りなく感じるが、頭の大きな独特な姿は存在感のある魅力的なものだった。

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9月、夏鳥が次々と通過している 2019.9.2

2019年09月02日 | Weblog

 空模様がすっきりしない一週間が過ぎていよいよ9月、秋の渡りが本格的に始まる。 鳥と鳥友たちに次々と出会う。

 鳥情報を教えてくれるのがありがたい。一通り回っていると今日の様子がほぼ分かる。 いちばん多く集まっていたのは、愛の森のコムクドリ。

 出会った大将に写真を見せてもらう。♂♀計6羽いるとの事。ムクノキの中にムクドリと混じって実を採餌しているらしい。 なかなかすっきり姿が見えない。

 さかなやさんからは、元射撃場でツツドリとホトトギスの観察情報と写真。 他に夏鳥はセンダイムシクイが、市民の森と沖縄復帰の森。 エゾムシクイが市民の森で1羽、伸びた草の中を行動していた。

 オオルリは、♂若が音楽堂西側上、♀が天守閣東側配水池。 キビタキは♀型が音楽堂西側上とみどりのリズム。 エゾビタキがミライザ裏。 ミライザ裏ではイソヒヨドリの♀も1羽。

 沖縄復帰の森で古くからの先輩鳥友に出会う。ちょっと立ち話。87歳になったと言うが、まだまだ元気で鳥見を楽しんでおられる。 90までと話しておられたが、あの矍鑠(かくしゃく)とした姿に100までも大丈夫。

 話の中で、やはり歩くことが大切だと。そして上質なたんぱくを取ることなど、食べるものにも気を使って、歳を取っても筋肉をつけることが必要と。

 そんな話の中で、大酒のみで運動など大嫌いで酔っぱらっているだけなのに90歳を超えて元気な奴もいる。 これは遺伝としか・・・と。 別れた後梅林方向に歩きながら、俺の中にもそんなDNA入ってないかなぁーと勝手な想像。

 実は亡くなった母から昔聞かされた話が頭に残っている。 母の実家高知での事。祖父は90歳くらいで大酒飲み。赤ら顔で頭はつるつる、毎日朝から酔って笑顔で大声で話す、陽気で楽しい大柄のじいさんだったらしい。

 終戦間際に焼夷弾のかけらの直撃を受けて亡くなった。 葬儀の時に突然、喪服の楚々とした女性が現れて 「長い間お世話になっていました」 奥さんの家族も誰も知らなかった。

 母から聞いたのは中学生のころだった。いま思えばどんな男だったか詳しく聞いておきたかった。正直ちょっとあこがれている。    

 一昨日 滋賀県野鳥の会から 「かいつぶり 第45号」 が届いた。 その都度お礼の連絡はしていないが、近隣の野鳥や自然保護団体から機関誌などを送っていただくことに心から感謝している。

 届いたのをぱらぱらとめくって、興味に引かれたのから読み始める。 今回は滋賀県ガンカモ類生息。今年1月の調査結果だ。

 ざーっと見てオオバンに目が止まる。時期的にやや早いがやはり気になる。大阪城公園で爆発的にオオバンが増加したことが頭の中にある。

 これによると滋賀県でピークは2016年で8万4869羽。それが毎年減少し今年1月の調査結果は1万8752羽。 今年もしばらくすると大阪城公園にやってくるだろう。どうなるか興味津々。

 ちなみに大阪城公園のピークは2017年で一日最多は260羽。その後減少の傾向は滋賀県と変わらない。

 

◆◆イソヒヨドリ (1992.10.2 豊国神社裏) 

 ほとんど鳥がさえずらないこの時期に突然美しいさえずりが耳に入ってきた。とっさに鳥種が思い浮かばず、頭の中でページを繰っていると、ツグミ大の鳥が樹林の間から飛び出し石垣の上にとまった。

 望遠レンズのピントを合わせると、うろこ状の模様が目に入り下尾筒の赤褐色が逆光に光る。 イソヒヨドリと口に出したのは娘と同時だった。数枚のシャッターを切る間もなく、堀の下へ飛び降りた。 体を乗り出してのぞくと、石垣から伸びた木にとまってすぐに飛び去った。 青藍色のうろこ状の模様や、下腹部から下尾筒の赤褐色などから♂の若鳥と思われる。

 鳥友のN氏がイソヒヨドリのさえずりは、人間でもふらっとしてしまうほど魅力的で、引き込まれてしまうと話したことを思い出した。 ほんの数秒間の美しい声が耳に残り、飛び去った方を見つめながら呆然としている自分に気づいた。数秒間の出来事は現実だったのだろうか。

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