ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

言葉の変化

2017年06月08日 07時11分11秒 | 新聞・ラジオ・テレビ

・・・先日のテレビ番組の中で、40代のタレントと20代のタレントでは20年前に活躍した人の名前とか、起きた事件など゛について、話がかみ合わないことが話題になっていた。

  人と人とのコミュニケーションツールである言葉は、同じ体験や知識を共通の土台にしているので、経験や知識を共有していないと言葉は通じなくなるのは、当然と云えば、当然である。

  我々の生活はものすごいスピードで変化しているので、言葉のみ残って、そのもとになる事象が消えて行ったものが多い。
  
  その一つに、「糸をつむぐ」と云う言葉がある。

  我々は長く生きているので、綿の実や蚕の繭から「糸をつむぐ」と云う事の、知識は持っているが、今の若い人にその知識はない。
  従って、会話の中に、「言葉を紡ぐ」と云うフレズが出てきても、「紡ぐ」という動作のイメージが無いから、言葉の意味が、想像つかない。 
  我々の場合は、たとえ「言葉を紡ぐ」という言葉の意味を知らなくても、糸をつむぐと云う動作は思い浮かぶので、綿の実や蚕の繭から、 撚って糸をひねり出すと云うイメージから、混沌とした言葉の中から、その場合に合った意味を引き出すイメージを湧き出させることが出来る。

  前記した「つむぐ」は、ほんの一例ですが、世の中の変化が激しくなって、今は、若い人に比べて、私たちが知らない言葉が多くなってきている、
  言葉の変化が激しくなると、日本人の共通認識を基礎とした言語としての日本語の言葉と云うのは、共通認識の変化が激しく、言葉として、成り立たなくなって、世代共通言語としての、英語などが、益々、珍重されるようになるのかもしれない。

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