・・・革細工をしていると、靴の型紙を作るのに、布を使っていたが、どうもうまくないので、何か良いものはと探していたら、床革というものを見つけた。
牛革はもともと4~6mmぐらいあるらしいので、我々がクラフトで使う1~2ミリの革は、生産工場で作るときは、革の表面の部分だけ剥いで作ります。
床革と云うのは、その作業の時に発生する、牛側の銀面(つるつるした表皮)を取り除いた内側の残りの部分を言います。
更に薄く剥いだ、1ミリの厚みの床革は、廃棄材されることもあったので、銀面の牛革の何十分の一の値段です。
床革の特徴としては、革の内側なので、表面につやが無く、強度的に弱いなどの欠点がありますが、私のように、クラフトの試しに作ってみる時などは重宝します。