・・・最近の新聞記事で興味ある記事は三菱自動車がリコール処理に消極的と監督官庁から注意されたと言う記事と、中電が浜岡原発で海抜十八メートルの防波堤を二十二メートルに補強など積極的に原発再開に向けて資本投入している、いう記事です。

「新聞記事の抜粋」
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三菱自動車の体質が批判されている記事の中で、この会社の体質そのものが駄目と書かれていることには、三菱で働いている人が、かわいそうに思いました。 ほとんどの会社員は会社の意思に逆らうことができず、結局、その会社の体質といわれる部分は、その会社の数人のトップ経営者の体質によるところが大きいと思う。
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現在の三菱自動車の社長は十年前のリコール隠しで、会社存亡の危機のときに送り込まれてきた人で、同じ三菱グループの三菱商事出身の人です。 今回の三菱自動車のリコール処理の件や十年前のリコール隠しの原因となるのは、一会社の問題でなく、三菱グループ全体の問題のような気がします。 会社の体質は社長の考え方で決まり、会社の考えはグループの体質で決まるように思う。
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同じリコール問題で思い出すのが、トヨタ自動車の場合で、アメリカでのブレーキ事故の件は、結果的には無罪ではあったが、最初にクレームの処理方法でしくじった。 その教訓から、その後は、トヨタの社長が率先してアメリカのクレーム対策にかかわり、以後のこの種の問題に対しては、社長率先で、問題を究明し、問題あれば、リコール登録をし、クレームに対応している。
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それに対して三菱の場合は大変、動きが鈍く、できれば、なんとか、問題を表にしないで、収まらないかと、消極的な考えで、判断を先延ばしているうちに、問題化しているようである。トヨタグルーブのトップの体質との違いを感じる。<o:p></o:p>
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さて、業界は変わるが、電力会社であるが、中電は原発再稼動に対して、とても、すばやく対応し、できる限りの対策に、手を打って再稼動の体制をとっているように思う。 それに比して、同じ電力会社で原発再開を願っていても、各社の容易な値上げ申請や、東電の遅速な被害者対策や、関電の美浜原発の断層に対する動きの鈍さ、九電の場合は更に社会の動きを知らないかの様な、経営者の不用意な発言などを見ていると、同じ中京地区でトヨタグループと、日ごろから、付き合っていて、経営の反応の速さ、経営者の考え方を知っている中電は、他の地域の電力会社とは、経営者の対応が違うように私は感じた。<o:p></o:p>
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会社が属している、グループや地域で、その会社のトップの問題対応感覚は、養われるのではと感じた次第です。<o:p></o:p>