徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

フェミニズムの神髄

2019-04-23 08:27:25 | その他
我が家の黒猫プラが肥満気味となって、食事制限を始めてから、もうずいぶん時間も経ったのだが、そこは猫。少ない食事に慣れることなく、一日の間でかなりの時間餌をねだったり、探したりしている。問題なのは、ただニャーニャーうるさいだけならまだ良いのだが、ゴミ袋をあさって、時にそのごみ袋に穴をあけたり、ゴミを散乱させたり。それが悩みの種。ゴミ袋を台所にそのまま置いている我が家が悪いのか?皆様はハードな「ごみ箱」を利用しているのか?ちょっと、聞いてみたい。


巷では、今年度東大入学式にて行われた、祝辞が話題に。
上野千鶴子さんは、日本のフェミニスト、社会学者であり、
現在の東京大学名誉教授である。
これまで、私はあまり時事問題には触れないようにしてきた。
特別な理由があった訳ではないが、
時事問題には、旬のネタという特色がある反面、
安易に取り上げた時に、
内容に対する吟味等がない場合、
反論された時にしっかり対応できない場合があり、
更に私自身の検証も不足していれば、
後悔する可能性があり、
内容の変更はできるだけしたくないと、
と思っているうちに時機を失することが多かった。

まあ、それはそれとして。
今回の話題の祝辞は、
女性が、女性の立場で、今の現状を伝え、
その改善を訴えるものであり、
私にとっては、本当に納得のいく内容であった、
特に、

あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。女性学を生んだのはフェミニズムという女性運動ですが、フェミニズムはけっして女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です。

一部だけを取り上げる危険性を承知の上で、
上記文章を掲載したが、
この言葉は、
そのまま男性に当てはまる言葉なのだが、
そもそも、こうして、
「女性に」とか、「男性に」とか但し書きが加わること、
そのものが今の世の中が平等ではない象徴である。
私がいつもブログで訴えている、
スポーツにおける男女差別も、
結局、マスコミをはじめとする、
あらゆる主要中枢を、男性が牛耳っており、
男女平等を前提の世の中を訴えているはずなのに、
実際はそうなっていない象徴でもある。

まあ、奥様に言わせれば、
私自身も同様でしょうと言われそうだが。
しかし、30年以上働いてきた会社でも、
それを支えているのは、
最前線で体を張っている優秀な男子社員でも、
男子役員でもなく、
地道に底辺を支えている、
事務を司るパートさんや女子社員であること。


過去のブログ 独断と偏見


どの会社でも、
弱者は使い捨てという発想が厳然とあることを、
多分認めないであろう。
あとどれくらい時間が過ぎれば、
この問題の改善が見えてくるのであろうか?


平成31年度東京大学学部入学式 祝辞(上野千鶴子)
コメント
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