石楠花

岩山の一角で　長年生き続け　大きくなった石楠花の木です。
山肌をじっくり眺めないと見つかりません。
岩山でないと　石楠花は根をいためてしまうそうですが　
ガーデナーのかた　ご存知ですか。
以前十年ほど　花を育てていましたが　主人の転勤で　断念しています。
一度　石楠花も　鉢植えを買いましたが　失敗して失いました。
設楽の山で育った　めんこい石楠花娘は　薄紅色の花　五月の風にゆられています。

春蘭

自生の蘭です。
貴重なものだそうで　鉢植えにすると　一千万の値をつけることもあるとか。
どうか　もっと値をあげて　山を大切にしてもらえると　良いのにとおもいます。
現実は　乱獲に走ることになるのでしょうがね。目先の金は欲しいものね。
　でも　地道に　この蘭が　自生できる環境を守ると
　　日本の子供たちが　末長く幸せに生き続ける世にできるのしょうね。
実は　もう八十になろうかという　山のガイドさんが　
ぜひ　この蘭の姿を　カメラに収めて欲しいと　声をかけてくれたのです。
今日　この日の姿を　収めて欲しいと。
貴方のすぐ傍にも　この先の時代の危険を　教えてくれている生き物が　静かに生きていますよ。　

新城市設楽町の乳岩

夏になると　賑わう乳岩峡も　まだひっそりとしていました。
この自然の水場で　何時間も過ごした子育ての日々を
水面を眺めて　思い起こしてきました。
年寄りには足場が悪く母を連れてきても　困るのではと思っていましたが
アスファルトを歩くより　足の痛みがないというのです。
以前　舗装された道よりも　砂利道の方が　膝の痛い人には楽だと
聞いたことがありましたが　　岩場も良いらしいのです。
子供の遠足で　舗道がきれて　山道に差し掛かると　
それまで疲れて死にそうだと言ってた子供たちが　
急に元気に上る姿を　思い出しました。
　自然が一番なのでしょう。

宇連ダム

このダム湖の水は　愛知の設楽の山から　キャベツ畑が広がる渥美半島まで　
潤しているそうです。
昔の男たちの仕事には　自然に立脚して壮大なロマンを実現する夢があったのでしょう。
今では　簡単に自然を変えられるために　
地形を生かしたプロジェクトがあるのでしょうが　安易にみえてなりません。
訪れるひとの少ないこのダムに　イワツバメが子孫を育てていました。