オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

(一徹ボスからの伝言)業績不振解決にはやはり人材確保を!

2009年02月01日 07時24分08秒 | オズマの考える政治・経済問題

 まさしく「嵐」である。

 オズマの見えないスイングによる嵐も凄かったが,不況とリストラの嵐が吹き荒れている

 オズマは実社会に出て丸18年,2009年春で19年目であるが,実は構造不況業種と言われる危険な業態に属している

 だが,いままで数度にわたる経営危機を,仲間とともに乗り切った自信だけはある。そして思う。
      「チームワークとは,血みどろで築くものだ
と(ボスが青雲高校時代の監督のときに,飛雄馬に向かって言った言葉だ)。


まずは歴史を学ぶことが重要だ。


チームワークは血みどろで築くものだ。
一段高いところからものを言っても反感を買うだけだ。

 経営危機,それは思い出すだけでも恐ろしいものだし,業界再編の動きは止まらず,実はもうその危機は忍び寄っている(ことに経営者は気づいていないようなので,一応A4・8ページの資料を渡したが,読まれているかどうかはわからない)。

 オズマ属する会社でも,実は2008年の売上高は過去最高だが,利益は落ちている。これは,経験上間違いなく経営黄色信号の状態である。だが,こう意見をするオズマを煙たいと敬遠する経営者なのかもしれない。

 そして思う。こうした不況時に,その状態から脱するのに一番重要なのは「人材」であることを。NECもいよいよ正社員リストラに入るようであるが,そのようなことをやっていくと,会社はますます疲弊していくと

 経営者は,会社がつぶれたらオシマイだからと(株主目線だけの話にしか見えないが),簡単に人を切る。もしくは,意見にそぐわない人物を組織からどんどんはずしていく。
 しかし,そういう会社が,いや組織が歴史に残ったことはかつてない。

 「アメリカ型新自由主義」の破綻で顕著なように,雇用問題も,かつての終身雇用の方がはるかに会社の発展には寄与する。

 しかし,バカな経営者はもう歴史を忘れたらしい。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われた1980年代,アメリカがこぞって日本の雇用形態を学ぼうとしたことも。


 終身雇用は,とにもかくにも社員の士気が極端に下がることはない,もしくは,不況でも盛り上げようとする力が自助的にはたらくからよいのである。一時的に低い給料でも,いや低くても安定した身分がいかに人生設計に重要かと。

 これは新自由主義下での雇用方式では成立しない。
 会社は簡単に首を切る。労働者も簡単に企業を見捨てる。

 この悪循環が,実は日本メーカーを中心とした不況を覆う悪の本質であり,解決しなければいけない根の深い問題である。

 とにかく,雇用を確保すること。これしかない
 役員報酬などあってはいけない
 上に立つもの自ら見本を示すこと。
 たとえばトイレ掃除。業者に任せずに,自分たちの会社なのだから,当番で掃除すればよろしい。そうすれば,愛着も湧くし,逆に,改善提案なども浮かんでくる

 そしてもう一つ。我々労働者は「生きる術」はそれなりにあっても,「生き甲斐」を置き去りにしてしまったのかもしれない。

 簡単にいうと,「この会社をどうしたいのか」という気持ちだったり,「社会に寄与したい」という精神面である。

 この生き甲斐には宗教が大きく関わってきた側面がある。
 しかし,あまりにも政教分離(といいつつ創価学会と公明党の問題のように根が深い問題もあるが)を進めた結果,日本人が古来から大事にしてきた神道・仏教はもはやまったく人々のこころを救えないという悲しい事態になりつつある。

 だが,オズマは信じている。毘沙門天に生涯独身を誓った上杉謙信ではないが,オズマも仏様の前では誓えるのだ

 そういえば,学生の就職人気ランキングは毎年見ていて笑ってしまう

 偏屈なオズマは,学生時代から構造不況業種に手を染めていたが,所詮そのときイメージのいい会社が選ばれているだけなのだ。

 リクルートのかしこさに学ぶべきものはたしかにある。さすがにあれだけのリクルート大疑獄を起こした創業者が関わった会社である。
 営業マンの方々など,やはり一歩も二歩も洗練されている。しかし,学生は,そうした調査を行う「リクルート根性」を見抜いていないようだ。
 オズマは偏屈だったので,リクルートは就職先として考えもしなかったが,いまなら思える。不屈の根性,まさにリクルートにはあるのではないか

 まずは身近な人から学ぶ。意外に居るものだ。心通える人物は。どんな時代にも。どんな境遇でも。

 一人で悩むより,みんなで考えよう 
 ウジウジしていると自律神経が疲れますゾ。 


ヘソ打法を見破った天野監督,そして改心した飛雄馬。
ボスは鋭く本質改善を。