これですよ。いまのサスペンドバスの基本になっているのは。
誰が当時「ポンプリトリリーブ」なんてことを知っていたか。西山さんも下野プロも度肝を抜かれている。
こういうのが「テクニック」。あらたな時代をつくる技。そう思います。
オズマは,かつては6フィート5インチ派だった。プロの影響をモロに受けていたからだ。
だが。実際の水郷で廻ってみると,長くてこれが使いにくい。顕著なのが護岸際スレスレピッチングのとき。6.5フィートだとルアーが水面を叩いてしまって腕が疲れるのだ。さらには,利根川では後ろのブッシュがジャマをするので,その意味でも5.8フィートになったのはこの5年ほどである。
いま持っているのは,写真の通り,上からNEWスコーピオン1581FXT,旧XT1582R,そして初代コンバットマシンガンCSC-55Mである。
この3種,まったく性格が異なっている。
腕が正常(腱鞘炎などでない)で,1本でなんでもかんでもやりたい(オズマも2008年までそうであった)ヒトには,やはり初代マシンガンが圧倒的にオススメできる。
はっきりいって,シマノNEWスコーピオンXTのバットパワーを軽く凌ぐ。その強靭さは,根掛り回収のとき,ビッグフィッシュがかかったとき,ジグなどを行うとき,などなど,さまざまな場面で実感する。しかし,重いし,棒のように感じることもある。20年の歳月はやはりある。だが,それを上回る融通性がこの竿にはある。オカッパリで1本でやりきれ,というのなら,やはりこの竿になってしまう。
中古で購入した旧1582Rは,普通にキャストしているとまったく問題ないのだが,やはりこの中古特有の性格か,バットが「死んでいる」ことが判明した。30UPのバスを引き寄せるのにかなりの苦労をした。
NEW-XTは,レンギョにも巻かれなかったぐらいにバットはしっかりしている。しかし,1581Fというアクション,なによりシングルフットのガイドが心もとない。根掛り回収ではなにより頑丈さが必要と考えているが,それに見合わないのだ。だが,その軽量さは,おそらくシャッドラップなどの遠投に役立つだろう。
あ。そういえばダイワのことを忘れていた。いや,まったく知らないぞ。
そうだ。気がつけばチームダイワ発足のころから,実はあまりダイワの竿は,なぜかバス用には購入する気持ちにならなかったんだよなあ....。なんでだろう....。