本屋で立ち読みしてそのまま買ってしまった。
この本も,いわゆる「男子の欲求」を満たすための企画。それ以外の何者でもないと思う。
とにかくありえない設定・男性ご都合の設定が多すぎる。
- 「娘の友達」自体はありだが,高校1年生はこんな表情をしないはず。
- 16歳は,中年男性を嫌うのが普通。
- 礼儀正しい高校生と甘えてくる高校生は違う。礼儀正しい高校生はいくらでも知っているだけに。
- どうみても,男性の理想を描いているだけ。
- スケブラを意図的に扱うなど,どう見ても「本当のいまの女子高生」ではない。
カバーデザインからして意味ありげ。意味ありげなので,実際どうなのだろうと買ってみると,ネットで公開されていた。当然公式に。
女優なら若き日の田中裕子。いまなら宮﨑あおい
ただし,もしこれをドラマ化するなら,「年齢不詳女優」で「小悪魔的」な存在を放つ宮﨑あおいなんて,ピッタリな感じがする。
宮﨑あおいを初めてみたのは朝ドラ(『純情きらり』)だった。そして『篤姫』で堂々主役をはりながらも,ときおり見せる表情と細かい演技に,僕も「持っていかれた」方である。
若き日の田中裕子(完全に『おしん』の観すぎ)にも似たようなところがある。演技派であるだけでなく,持っている雰囲気など,この「娘の友達」にはピッタリだが,さすがに年齢を重ねてしまったか。
他にも女優陣なら,蒼井優とか,まあ,いくらでもいるような気がする。
しかし,これはあくまで「ドラマ化したら」の話であり,そもそもの設定にはムリがありすぎる。
まあ,公式サイトで立ち読みするのが正解だとよくわかった。2巻目はない。