話題というので買ってみた。漫画コーナーにあった。
『ゴーマニズム宣言』は,ちょうど僕が社会人になったころに連載が始まったので読んでいた。
普段はもうこの漫画に飽きてしまって,ネットで得る情報を「自分で考えれば」だいたいの判断はつくようになった。
しかしながら,売れているというのであれば読んでみる価値はある。
海外と比べる前に国内で比較すること。
武田先生も同じことを言っていた。「インフルで緊急事態宣言ださないのにねえ」と。
死亡者数が問題。おそらくは公衆衛生の問題。
海外旅行をしたことすらない自分だが,海外の公衆衛生と日本は比較にならないということは知っている。
まずは水道。塩素入りの殺菌水が全国にインフラされている。もしくは良好な地下水。下水道整備も同様で,汲み取りがあるものの,間違っても道路に垂れ流しではない。
お風呂習慣,土足で入らない習慣など,やはり日本独自のものが多い。
世界と比較するだけでなく,科学的に分析すること。隠された情報から真実を読み解くこと。そして,科学と感情は切り離すこと。
そうしたものを「漫画でわかりやすく」解説しているのが本書の特長だ。
YouTubeで映像化したり,Twitterでつぶやいても「隙き」が出来てしまう。そこを補う文章と漫画のコンビ。
ウム。
今回については,武田先生と同じ主張をわかりやすく漫画で解説した本,というのが感想である。
ちなみに,秋田県から戻って10日近くが経過するが体調に変調はない。あるはずがない。秋田県の人口はわずか96万人。世田谷区の人口とあまり変わらないところに広い土地がある。有り余っている。結局,秋田駅前は日曜日もガラガラだった(毎年のことだが)。また,車内でマスクをすることに科学的に意味はないのに,一体何のためにしているのだろう(マスク警察に対する防御,というところだが)。
ちなみに,コロナの影響で「地方移住」が進んでいるというが,東北4県はやはり置いてきぼりだということにも触れておこう。