バス釣りをしている人の中には,一年間クルマの中に竿を入れっぱなし,なんていう人も結構いるが,僕はそうではない。
車中におきっぱなしって,僕からすると「いつでも車上荒らしにあってください」とでもいう状態。水郷ではとくに車上荒らしが多かったらしいが,僕はセダンで,さらに竿2本とも持って釣り歩いていたので,幸い被害にあっていない。
僕は,クルマで釣りに行っていたときも毎回全部釣具を下ろしていた。タックルが多くもなく,大きめのバッカンと竿2本が普通だったからかもしれない。
毎年釣り雑誌では12月以降に「タックル大掃除ネタ」があるが,僕としては「1992年からは実行している」だけの普段の業務である。いや,趣味だけど。「1992年」なのは,友人がある日BSRロッドを磨いてきて見違えるような美しさになっていたので,そこからマネするようになったのだ。
昔のFUJIのグリップだとあまり目詰まりしないが,このシマノの「パーフェクションシート」辺りから「肉抜き」がされていて,この肉抜き部分に一日の汚れが溜まる。
毎回,帰宅したら水道で汚れを流す。2ピースになったいまは楽勝だ。1ピースだったときはとにかくメンテも大変で,狭い部屋で竿を踏まないように気をつけていたが,いまは本当に楽になった。
なにより,竿にWAX(といっても,フクピカ)をかけると気持ち良い リールも「毎回」綿棒にフクピカをつけて汚れをとって注油しているが,とにかくこの一連の儀式ともいうべき行為含めての趣味なのだ。
そういえば,子供の頃から自転車磨きが好きだった。当時はミシンオイルを注油して,小学生高学年ぐらいになって「自転車用WAX」があるのを知って購入し,毎週磨いていた。
そういえば,釣り道具関係ではスピナーベイトのブレードも全部磨いている その頃の写真やら記事はいくらでも残っているし,毎回片付けで3時間はかかっていたが,「スピナベの釣果はブレードの輝きこそ」と信じている。また,その通りの結果であることは2021年の八郎潟でも証明されたから,これは信じてもらってもよいだろう。
そういえば,シリコンスプレーを入手して磨き始めたら,これが実に気持ちよい。おかげで,在庫11本の竿全部を磨きましたよ。