最初,オールスターGT2の並行有入品を使ってみたけど。
そういえば,グラスコンポジット系の話題をほとんど書いていない。結論からいうと「オカッパリでは,やはり汎用性が重要なので」使わない,ということである。
そんな結論に至るには,まずはオールスターGT2を語らないといけない。
今江克隆がバスオブザイヤーV2を達成した(1990年)のに使われて,当時の初代コンバットスティック・スーパーディッガー8フィートと並んで「なんかスゴイのかも」と漫然に感じていた。
正規品は,1990年代初頭では人気が凄くて買えない。いつも品切れだったんじゃないか。そんなとき,ぼんやり記憶だが,たしかサンスイで「並行輸入品ならありますよ」と言われて買ったんじゃないだろうか。サンスイには,いまや一年に1回も行かないが,1990~2000年ぐらいまで毎週のように行っていたから。2000年以降は,毎週タックルベリーだったけど,いまや近所に店舗がないので月に1回ぐらいかな。
そして,実際に水郷で使ってみる。たしかに初代TDクランク等,通常の飛距離より1.3倍は飛んだと記憶がある。北浦・宇崎の船溜まりの突端で,ひたすら沖に向かって投げると,そこにブレイクが絡んでいて(と,村田さんに教わって)ほぼ入れ食いだったが,威力を感じた。
しかし,とにかく重い。当時のBSRファイティンロッド1702よりもはるかに重くて,連続して使えない。ましてや,たった1本増えるだけでも狭い車内(当時はFFコロナのAT車)がさらに窮屈になる。友人と出かけていたが,竿を一人で4本も持ってくると二人で8本にもなって大変だった。
そんな理由,とにかく「重い」「邪魔」が先立って,手放すのに時間はかからなかった...。
インスパイア・グレネードを中古で購入した記憶がある。
今度はインスパイアだから違うだろうと思っていると,これがそうではなかった。カーボンで投げるようにピンポイントキャストが決まらない。
理由は中古の竿だからと言ってしまえばそれまでだけど,とにかくキャストが決まらない。
その代わり,春先のサスペンドミノー攻略では抜群の効果があった。横利根にあったゴロタの絡むブレイクに,4月第一週あたりにプリスポーンバスが溜まっていた。これを,ラトリンログ(の一番デカイヤツ)の軽いジャークで攻めると「グワン」と竿先が曲がるので,そのまま歩きながらフッキングしたもの。
ただ,やり込めばやり込むほど,「専用ロッド」の使い勝手の悪さを感じた。オカッパリではとにかく機動力の邪魔になるのだ。
グレネードで1/2ozフットボールジグをやったことがある。すると,5回のバイトのうち1回しかとれない。とにかくジャンプ一発でバレてしまう。ハードルアーならいざ知らず,たたでさえバレやすいフットボールジグだったからね。
そんなことがあって,結局水郷時代にすでに僕の考えでは「シマノでいえば1551Rぐらい,他のメーカーでも60Mぐらい」が一番使える竿だという結論になっていた。
水郷から去って5年以上が経過した。場所もメトロリバーになった。すると,一番使えるベイトロッドは168L/BFS-2であるという,なんとも意外な結論になっている。
もっとも,僕のメトロリバーでの釣果はほめられたものではない。したがって説得力はない。
でもね,そのメトロリバーで,ラインの太さを変えるだけで「とりあえずなんでもできる」というのが168L/BFS-2なんですね ナイロン12LBでクランキンクしたり,フロロ10LBで「巻きテキ」が出来たり。
バス釣りの情報って,相変わらず「バスプロ・ボート」からの話が多いので,今月も『ルアマガ』は立ち読みスルーしました...。もう,宣伝要らないよねえ。
宣伝だけなら,大昔の『TACKLEBOX』の方がわかりやすい構成だったし,なにより情報源としては格安だったので,もう一度メルマガとかで復活しないですかね