オズマ,米国に戻る。その前に素振りで一徹コーチより最後の特訓を受ける。
このオズマ(=自分じゃない)もついに米国に戻ることになった。ヒューマ・ホシとの対決を終え,大リーグボール2号に敗北はしたが,1号は完膚なきまでに叩きのめした。
カージナルスとの契約もあるので,とにかく戻るしかないのだ。
そんな日本の最終日,一徹コーチが現れて素振り特訓をしてくれた。サンキュー,ボス。
金属探知機に引っかからなかった。50年以上も前だし。ハイジャックなんてなかった時代だから。
オズマは羽田空港から飛び立った。そこに向かったヒューマ・ホシ,そしてライバルであるMr・サモン,Mr.花形とも会う。
だが,日本から飛び立ったオズマを見送りに来ていたヒューマ・ホシ達に一徹コーチはいう。
我が中日ドラゴンズは,正式に伴捕手のトレードを申し込む
すっかり正月気分がそがれる言葉だったが,これぞ「野球の鬼」たる一徹コーチならではの奇襲戦法。
前置きがやけに長くなったが,つくづく半世紀も前の作品にいまだ驚かされる日々。
小林清志さんが次元大介役を引退した。御年88歳。ということは,オズマ役をやっていたときは38歳ぐらいだろう。その後の『ルパン三世』では40歳ぐらいから始まっているのか...。
亡くなってしまったわけではないが,小林清志さんの代表作といえば僕にとってはオズマなのである。こんな渋い声が出たら,公私ともに順調だよね。