オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【『君に届け』】草津温泉で読んでみた。これが少女漫画なんですか。人間関係,ドロドロっす...。

2021年12月15日 00時00分00秒 | オズマの読書感想文

 温泉レポートでも触れたが,このマンガが7巻まであったので一気読みした。

 1巻目では,なかなか相手にされない主人公・黒沼爽子の話がメイン。そこに風早(かぜはや)なるイケメン男子が現れる。

 イケメン男子は性格もイケていて,爽子にいろいろ世話をする。

 そして爽子には友人もでき,そこから三角関係みたいな話やら,女子同士の話やら,まるでそれは,いままで僕が聞いてきた「女子のブラック友好関係」そのものだった

 発行されたのが2006年。つまりはガラケーの時代で,LINEもツイッターもない。メールと電話だけだけど,すでに面倒な話ばかり

 初印象は,「おお 絵に癖がないから自分でも読めるかも」というところだったが,そう甘くなかった。

 これが,20代の僕なら読まない。30代で読むかもしれない。50代なので読まなければならなかった

 女子特有といわれる人間関係(といろいろな女性からアドバイスを頂いている)。

 幸い,僕の仕事仲間(と自分で思ってきた)女性陣はみなサバサバした素晴らしい女性達ばかり。そんな彼女たちがこのオズマにアドバイスをしてくれるのである。

 「こんなにサバサバしている関係(たとえば上司と部下とはいえ普通に呑みに行く)のは,自分ぐらいですよと。

 実際そうだった経験がある。

 20代後半の頃,誤解されたことがある。細かいことは忘れたが「飲み会,なんで私は誘わなかったの」みたいな話だ。その人はいつ誘っても来ないのでもう誘うのやめよう,と自分が決めたあとだからビックリだった。どこで話が漏れているんだろうって...。

 そんな面倒くさい人間関係が嫌で,おかげで逆に「仕事は仕事の関係」として割り切れる女性陣に感謝しているのである。

 しかし,最終巻までなくてよかった漫画だったかもしれない。

 それでも,7巻読むのに2時間チョイって早いよな...。『ゴルゴ13』なんて世界地図とにらめっこしながら読むときがあるから...。

 作品にもよるのだと思うけれど,女子・思春期漫画には到底馴染めない。ウン,中年おやじは相手にしていないだろうけどね。