御茶ノ水周辺を歩いていると明治大学がある。その広報を,そう,学生時代に毎日見ていた掲示板のように見てみた。
すると,この通りである。
入場無料。その場所も知っている。問題は開催時間が微妙なだけだし,2021年に秋田のまんが美術館に行っているので,おそらくそれ以上は期待できないだろう。
でも
やはりずっとフアン。何度も,いつでも,自然を描かせたら,ただの漫画家ではない。原体験があって素晴らしい画力があり,そしてストーリーがある。それこそが矢口高雄の矢口高雄たる所以なのだ。
とにかく行ってみよう。
そういえば,現在のSDGsには,きっと矢口先生も心を痛めているのではないか あまりにも荒唐無稽の綺麗事ばかり。その悪影響の最たるものがインフレであることに,少なくとも日本では認識されていない。
理由を述べよう。
【SDGSは,地球温暖化問題と同じく「すり替え」でしかない】
- 「持続可能な」からどんどん話が大きくなり,それ以前からある「地球温暖化問題」と合わせて,二酸化炭素排出に抑制的である。
- 「COP25」の悪影響が,現在の金属生産不良を招いている。アルミの電解精錬でたしかに二酸化炭素を排出するのは事実だが,それも最大の生産国・中国にとっては「値上げに好都合な世界的野望」が勝手に描かれてしまっている。
- 所詮環境問題は,「CO2排出権取引」に見られるように,特段「環境改善」を目的としたものでなく,金銭のやりとりに過ぎない矮小なものだ。
- 地球温暖化を食い止めようといっているマスコミも釣具業界も,それこそ河原のゴミ問題といった小さな課題を積み残し,お金になることにしか夢中でない。
- このようなことを危惧し,連載初期から独自の論理で展開していたのが矢口高雄であり,その功績は大きい。しかしながら,原体験での「釣り」「外遊び」すらない子供が増えている。
- 教育も,わかりやすくいえば「バスが悪者」というスケープゴート。
この展示が,矢口高雄の意思にそぐわないものになることはないだろう。その点だけは期待している。