「バランス」を探し求めて2年とちょっと。やっと「普通」の感覚だ。
神保町界隈はのお昼事情は「一見,ラーメンとカレーライス」に見えるが非常に奥が深く,裏道探索まで始めると昼休みでは時間が足りなくなってくる。
「そんなのは,あらかじめネットでアタリをつけて」というのは面白くない。僕は「自分の勘」で探したい。
この日はふと気がついたら白山通りまで来ていた。最初に入ったのは「石焼ビビンバ」が美味そうに見えた焼肉店。
だが,配膳が遅いようだし,自分で焼くタイプのお店のようでもある。
さらに撤退を決める決定打は,「注文はスマホだけ」という人手不足を補うために持ち込まれた「DX化」の波だった。
「もういいですう」と伝えて足早に歩く。水道橋まで行きそうになったが,やっと「しょうが焼き定食」760円のメニューを見つけた。
入ると,なんとなく馴染みがあるようで,普通の食券販売式だ。
待つこと5分程度で配膳された料理に不満などないし,終始バイトの男性が非常にてきぱき動いていて好印象だった。
これはいいところを見つけたと思って店舗写真を撮影した。
ボンヤリ記憶のチェーン店だった。池袋の店舗に複数回入った記憶がある。
池袋の店舗に入ったのは随分前。下手すれば15年ほど前。当時は「原稿回収」でどこへでも出かけた。まだ,クラウドなどなく,大容量だったり・ややこしかったりする案件はすべて手渡しだった。
その受け渡し場所の一つが池袋にあり,その近くにこの店舗があって入っていた記憶が蘇った。
ボリュームが普通で・野菜も普通についていて・なにもかもが普通 これで900円だったら「物価高だからね」というところが760円だ。
そういえば,自宅近所にこういうタイプのお店はいくらでもある。
つくづく,店舗展開の地域特性の違いに感心するばかりである。