釣りそのものが久々だ。
11月になってから初めてのメトロリバー。...だと思っていたら,2回めだったケドネ。
毎年晩秋の時期に苦労してきたし,前回行ったのがたぶん10月だろうから,少し季節が進んでいると仮定しての準備をした。
まずは,超ライトリグをやってみる。朝9時近いのんびり釣行とはいえ,バイトは「ツン」と来たような・来ていないような
スピニングのライトリグばかりでは飽きてくるので,久々のベイトフィネスをやってみよう。
16STEEZ-SV-TW。何も足さない・何も引かない。
ラインは,9月に琵琶湖釣行に行ったときの「裏返し」である。カモフラGT-Rフロロ8LB 貴重品だし劣化していないのでそのまま登板。
10時頃から超遠距離でボイルが散発的に起きる。それを狙っている釣り人もいるが釣れていないようだ。
自分も,こんなことがあろうかと次のルアーを持ってきていたが。
飛距離が足りても何かがあっていない。バイトしない。
ライザーベイトが発売されるや否や「これだ」と何種類か買ったものの,実は釣れたことがない。むしろ,EGのプロップマジック75の方が釣れる。ダイワ・ガストネードに至ってはジェネリックで安価なので,なおさらよいという実感が残念ながらある。
そうこうしていると,今日出撃予定をお伝えしていたOさんがいらした。やはりバイトはないようで,他のポイントに移動するとのこと。
僕も,お昼を食べて移動してみたがやはり何も起きない。そもそもベイトが居ない。なにか生命感が乏しい。
僕はさらに移動し,9月ぐらいからご一緒させて頂いているSさんにお話を伺う。すると,やはり毎週確実に釣れているとのこと。
お隣で釣らせていただくことになったが,今度は他の釣り人が釣っているではないか
ダウンショット,スプリット,ノーシンカーなどをやってみるが「何かが違う」気がする。
ふとバッグを探ると,適当に購入した「スピンナッツ65」がある。カラーも適当で1袋お試しで買ったものだ。
3/0フック在庫も5本以上あった。これでやってみるか。
最初はバイトなし。いや,動かし方がイマイチわからない。ボトムジャークというけれど,ベイトフィネスタックルでやるとなるとわからない。これはいろいろ実験してみよう。
ふと浅場の岩陰にキャストした。なるほど,フォールはこのくらいの時間で,ははあ,竿先はあまり動かさない感じなのか,と納得しかけると,ラインが走っている。
アタリだと思う前に腕が反射でアワセている そして巻き取る。浅いので一瞬にしてゴボウ抜き。
魚は抜き上げてから大暴れしたのでフックOFFしたが,無事キャッチ。ヤッタゼイ
ジャスト30cm。14時20分だった。まさかシャローの岩陰に居るとは。
釣れた場所をよく観察すると,付近にベイトが多く,フナ・ハゼなどもたくさんいる。こうしたエサを探しているバスだったのだろう。
それにしてもたぶん2ヶ月ぶりのバス。まあ,10月の出家はあまり気にしていないし,11月は小旅行ばかりやっていたので,今回が事実上の11月最初の釣りである。
15時を過ぎると小春日和の暖気も冷気に変わってきた。常連さんにお別れのご挨拶をして帰宅しよう。
もちろん祝勝会。純アルコール量20gです。
今日は暑いぐらいだったのでビールが美味い。なにより,電車釣行できるメトロリバーに感謝である。
またやってみようという思い。そして情熱が蘇ってくる。
バス釣りから少し離れていたので今回は新鮮だった。その新鮮さが「普段やらないこと」を試すことに繋がったし,その結果「いつもと異なることをやる」からボウズではなくなった,と思っている。
釣りも仕事も人生も「変わったアプローチなくして変わった結果を期待しない」と,『オーイ!とんぼ』で学んだ自分。
さて,年内にあと何回釣りに行くかも不明だが,情熱の炎はまだ消えていなかったことが再確認できたのも事実である。