木瓜(ボケ)の花。
子供の頃,なぜか卒業式で木瓜が配られた(植樹しなさいという指示だった)。そしてそれを庭に植えた。姉弟ふたりとも同じ小学校だったので,同じようにボケがあった。
改築し,2016年に父が入院したときに金柑を植えてみたら,これが楽しい。
いうまでもなく,アゲハチョウがやってくるからである。
農家の子息たる父母に生まれた自分も,自然が好き。いや,子供の頃から自然に触れてきた。
僕自身は,ボケの花のこの微妙な色加減が好きで「女性的な」魅力を感じている。いまでも咲いているところを観ると,こうして写真に撮るわけである。
けして目立った存在ではない。梅や桜のように「季節を告げる」花としての認知度は低いだろう。
だが,僕にはどうしてもこの花に女性的な魅力を感じるのだ。
このピンクとも白ともいえない絶妙なカラーリング。
春もまた花の季節であるが,桜以上に好きだ。