オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

2023/11/11 奥多摩・紅葉狩り 「旅先だとなぜか見知らぬ人と親しくなれる」の巻

2023年11月11日 17時57分33秒 | オズマ放浪の旅

2023/11/11 奥多摩・紅葉狩り



 おそらく,人生初めての紅葉狩りシーズンに奥多摩に行ってきました。

 子供の頃から,御岳山や奥多摩には何度も行っています。ただし,免許をとってからはクルマばかりで行っていました

 今日の天気予報はメトロリバーで北風6m,これは「無理」ってやつです。そこでふと思い出したのが,奥多摩の紅葉狩り。ちょうどシーズンらしいですし,自宅からは運賃が片道950円程度。これにバス代入れても熱海より断然安いし,たぶんかなり「ひなびている」はずです。

 そんなわけで8時に自宅を出発しますが,土曜日ということもあって結構な混雑。電車に座れたのはあまりなかったような気がします。地方から行くなら,「ホリデー快速」を使って新宿から乗るのが便利かもしれません。

 片道2時間チョイかけてまずは奥多摩駅に到着。スイカで乗り降りできるなんて,18歳のときに輪行で来たときは想像だにし得なかったです。そう,18歳の3月,自転車を新調したときに当時は珍しかった輪行で来たのです。

 幸い,駅前バス停から奥多摩湖行バスがもう出発という態勢です。即座に乗り込むと,青梅街道を非常にこなれた運転で登っていきます

 20分ほどで到着した奥多摩湖自体は見慣れた風景ですが,紅葉が進んでいます。23区とおよそ1ヶ月は時期が違う感じですね。

 フラフラ,ダムサイト付近を歩いている「クマ,出没注意」の看板がいたるところに。しまった,自分も鈴とか持ってくるべきだったと反省しながら,危険そうな湖岸沿いの道は歩かないことにします。

 あっというまに昼食タイムになったので,唯一の観光センターで山菜そばを食べます。大盛り1000円ですが,これが美味かったですね。大盛りが実によかったです。黒ラベルの瓶ビールも頂いて,もうお土産も買ってしまうことにします。

 なぜここでお土産を買うかというと,奥多摩駅にはロクに土産物がないことを知っているからですよ,さすがに都民ですからね

 バス待ちの間にシュミテクトで歯磨きをして,バスで今度は駅に戻ります。

 駅に戻ったのが13時頃。日帰り温泉があるかと思いきや,休業していたり遠かったり。まあ,気にしないでブラブラ歩きます。

 たぶん,さらにビールを追加して3本目,よい気分になりながら観光センターに行ってみると何もありません。さすがは奥多摩,観光地慣れしていません。東京で最も西にある駅でしょうし,5年前にはあった唯一のコンビニ(セブン・イレブンだったとぼんやり記憶)もなくなっています

 そこへ現れたのが,若い英語圏の女性。どうやらタバコを買いたいらしいですが,ガイドさんに「タスポがないと日本では買えないんですよ」説明を受けてガックリしています。まあ,自分も非喫煙者なので,さすがにここは何も出来ないかと思いました。

 さらにフラフラ,紅葉狩りです。もう禁漁になっている渓流は寂しく,釣り人は居ません。

 そしてまた駅に戻ると,先程の女性が他の観光客といろいろお話しています。幸い,ハワイ出身の日系人がいらしたので英語も日本語も通じます。

 そうしたら,タスポをどうしたものか,女性が地元の人から借りてきました。厳密にはバツでしょうが,どうみても20歳以上なので問題はないでしょうか

 しかし,1台目の自販機は電源が入っていません。「I am tall,but,this is more tall!」などとカタコト英語を言いながら,自分が電源を挿そうとすると,日系人さんがジャンプで差しました。しかし起動しません

 ウウウん,困ったねと考えあぐねていると,商店の人が「あそこにたしかタバコ屋さんがあったかもよ」と話しかけてくれました。一同5名ほどになっていましたが,そこに行ってみます。

 たしかに自販機はありますが,女性以外みな非喫煙者なのでタバコ自販機での買い方がわかりません。しかし,気づいた誰かが「お金が先かも」といったらまさにそれでした。すると起動して,タスポをかざすとようやく購入できました。

 「Good Luck!」と,女性と日系人の方にはお別れして一件落着。

 まあ,厳密にはタスポは身分証明なので他人に貸すなんて厳禁でしょう。

 でもね,自分が海外旅行したときお酒が自由に買えないとしますよ。そんなとき,自分だったらたどたどしい英語で「なんとか買えないか」と伝えるわけです。そんなとき,人情があって,代わりに買ってくれたりしたら一生の思い出になるじゃないですか

 なにより,英語だけの女性には「奥多摩,ココはコンビニない。不便。でも,日本人ヤサシイ。ヨイトコロ。人情アリマス」と理解されたと思います。それが「おもてなし」だとも思います。

 同じように,地ビールがあることに気づいて行ってみたら,朝の青梅線でスマホを爆打ちしていた女性が会計係でした。「いやあ,朝の青梅線で必死でしたね」なんて話しかけたら面白かったです。

 そのお店を出たら老夫婦が「コーヒー飲みたいねえ」なんてつぶやいているので「このお店,アルコールばかりみたいだけど,食べ物はあるので,お冷でどうでしょうかね」なんて紹介までしてしまいました。

 そんなこんなで,奥多摩には13時過ぎまで滞在しました。帰りの電車は青梅まで記憶がありましたが,青梅から青梅特快に乗ったら国分寺まで爆睡です。乗り過ごし,ヤバイかったです。

 「東京アドベンチャーライン」とはそれにしてもよい名付けです。ラッピングも可愛くて,一体何種類あるのかわかりません。四季にあわせてあるようですが,またの機会に今度は五日市線にでも乗ってみましょう。

 旅に出て,アルコールを飲むとどうにも気分がリラックス。そもそも奥多摩の空気は23区と比較にならないほど澄んでいます。病気にならない環境だと感じますが,就業も医療も非常に厳しいものがありますね...

 では,みなさんもよい旅を


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