2024年を締めくくる「T.O.Y.」って,有名なのは「ルアーマガジン」ですが,個人的な2024年ベストバイは,このラインですね。
理由は簡単「安価で・容量が多く・高切れほぼしない」から。
バルク系では,ちょっと前なら「ダイワ・バスX」でしたが,値上がりがスゴイのと,通販だと送料が高くなってバルクの意味がなくなってしまうという厳しい事情もあります。
さらに候補として「フロロマイスター」もあるわけですが,いまは「残っているものをなんとか使い切り」でしのぐイメージ。細い号柄より8LB辺りで「高切れ」が多発するのでヤバイライン。正直,オススメしません。
ほかにもラインはあるにはありますが,安すぎるのも不安だし,高級品の安売りはありがたいけど,そんなことはめったにないっす。
使ってみた感想は「1日使うなら問題なし」で,裏返して使うはほぼダメ。フロロカーボンに耐摩耗性があるとかいまだに信じている人が多いけど,アプロードGT-R使ったら「GT-Rよりスレに強い」ものなんてそうはない,ということがすぐにわかるはずです。
さて,ここで自分のフロロラインとのつきあいを語ります(オッサン病です)。
そもそもは,クレハのハリスとしてのフロロカーボンでした。それが1992年「東レ・スーパーハード」の登場により「バス釣りにもフロロカーボン」の時代が到来しました。
発売された当時は使ったことがありません。すでに「GT-R」を使っていましたし,さらには「FX」も一軍でした。水郷は原則1m以内の水深しか狙わないから,フロロの優位性よりも「ラインの強度」が重要で,1999年ぐらいまでフロロは戦力外通告でした。
フロロをやりはじめたのは新八間川での「センコー4インチ・ジャーク」がきっかけです。バズベイトでミスバイトがあったらフォローでセンコーを入れると一発で釣れる,なんてことはごく普通でした。ただし,ツイストバスター搭載のスピニングでないと糸ヨレが酷く,話にならなかったです。
その後,2015年まで水郷に通いますが,基本がナイロン20LBで「何でもやる」から,水郷時代にはフロロは相対的に使っていません。
これがメトロリバーに移籍して変わります。いわく「ワームのドリフト」「ノーシンカーで5mボトムを釣る」などと未体験の釣りばかり。
メトロリバー初年度は近くのベリーでラインが安売りしていたこともあり,「東レ・エクスレッド」を巻いていた。ちょっと高いけど,フロロをマジメに使ったことがないから,という理由もあってネ。
その後,フロロマイスターを探して,メトロ友人たちと「これでラインはいいんじゃね」という会話がしばしばされてきたが,2020年以降の物価高でフロロマイスターの優位性などなくななりました...。いろいろな方とタックル談義するのもメトロリバーならではの楽しみですが。
たまにベリーでさらなる安売りしていることもあるFREEDOM。高切れしにくいというだけの理由で購入するのもアリでしょう。
次に,買ってよかったパーツが「ゴメクサス・チタンラインローラー」。
純正よりよいという意味でなく「十二分に互換性がある」という評価です。
カタログにあるような「回転がよくなって糸ヨレが減る」ということより,シマノ純正の「プロテクト系」の超高いグリスを使わなくていいのが何より。
日々のメンテには,なんといってもコレです
セクシーダイナマイツ・ソルトオイル。ちょうどよい「持ち」がさすがです。
自称「セクシーダイナマイツ非公認アマチュア」(意味不明)ですが,マジでこれはいい ゴメクサスのラインローラーメンテにもいいし,ベイトのメンテにもいい。
けして安くないですが,持ちがいいのでかなりコスパよし
途中,他社のケミカル系のオイルがこぼれて大変なことになりましたが,もうこれであと5年は戦えそうです(スピニング3台,ベイト4台)。
それでは,2025年もよろしくお願い致します。2024年度も大変お世話になりました。