2022年同時期に「そして...帰ってきた...」という記事を書いてから早くも一年が経過しようとしている。
この一年間,多くの人が職場を去った。わかりやすくいえば「見切り」をつけられた。
転職市場の流動化などまったくの嘘であり,いまだ変わらず35歳定年が常識で,35歳までなら引く手あまただ。
「条件」をより好みしても,いまよりよい「環境」があれば,退職を引き止めることはできない。自分だって転職先が簡単に見つかったのならとっくに辞めている。実際,活動してみたが「まったくの無反応」でダメだったのだから。
本当にそんな一年だった。
上司は3回も代わり,組織も所属先も変わる。仕事内容もどんどん変わっていく。まあ,それはよい。しかし,元々女性が9割を占める職場でコロナ禍。そうなると,「在宅ワークNo」という待遇ではいまどきSDGs的にもアウトである。
管理職は組織の犬ばかり。それは,見事に35歳以上が管理職だからである。そう,転職先など安易に見つからないから。
もっとも,数年前から退職を告げてくれていた部下1名だけには恨みも何もない。非常に見事な退職の仕方であり,まさに「立つ鳥跡を濁さず」だった。その人がすぐに転職できたのはもちろん嬉しい。まあ,本当に1名だけだ。
そして神保町交差点。2022年はまだワクチン接種2回であった。まさか2022/2/16から腰痛やらの副反応に苦しめられるとは想像だにできなかった。
入射光がちょうど差している。まるで出崎統演出のように,偶然うまく撮影できただけなのだが。
これからの一年というか,数ヶ月でも退職者の嵐。
リストラ「する」のでなく「されて」いるという現実を理解しない,その意味を考えない管理部門にNoである。