船を逆さにしたような独特な形をした西古見グスク
西古見漁港に突き出た西古見グスクの遠望
グスクの中腹にあるカギ型になった掘り
グスク入り口にある階段
グスク頂部付近の石段
グスク頂部から見た西古見漁港
西古見グスクは、奄美大島の瀬戸内町の西側にあたる西古見集落の海岸に突き出た独立丘で、
ウムグスク ( 海城 ) ともいわれている。
西古見集落誌には、琉球国の支配下にあったころ、山頂には山城があったといわれている。
明治の初期まで松の木は一本もなかったと伝えられている。
そんな西古見グスクは、明治時代には公園地と呼ばれ、
さらに第二次世界大戦後には集落の放送用マイクが設置されたこともあり、
「 マイク山 」 とも呼ばれていた。
明治中期以降から大正時代にかけて松の木が植栽され、
現在では美しいリュウキュウマツが林立する眺望のいいグスクとなっている。
また、グスクの遺構かは定かではないが、
丘の中腹にカギ型になった掘りが残されている。
西古見グスクへのアクセス
西古見グスクへは、奄美大島の瀬戸内町の古仁屋から
県道79号線を西に約30分ほど進んだ西古見集落にある。
駐車は、グスク下の道路に駐車できる。