「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

福岡県みやこ町勝山 ・ 勝山古墳群 「 三号墳 」

2014-02-11 05:36:41 | 古墳・ 遺跡



勝山古墳群 「 三号墳 」








わずかだが石室の入り口が見える








三角形になった入り口











勝山神社が位置する丘陵上には低墳丘の古墳が数基目視できるが、
ここで報告する古墳群はその南東裾に位置するものである。
神社鳥居のすぐ西に大破して石室が露出した古墳が一基あり、
その東の住宅裏手に三基の古墳がほぼ南北方向に並んでいる。

古墳群はいずれも西側に大規模な周溝を掘削して山塊から切り離されるが、
更に周溝を利用して深い排水溝が新しく掘削されている。
東から1~3号墳として報告するが、
今日は三号墳を紹介したい。

墳丘
三号墳丘は、石室入り口の両側で大きく土取りがなされている。
石室最前部の石材が埋もれて詳細を確認できないが、
北西の墳裾から石室最前面の規模を測ると約19mとなる。
これも排水溝北西側に最大幅5mほどの周溝の痕跡が見える。

主体部
三室構造となる横穴式石室であり、一号・二号墳とは主軸が異なる。
長さ12.3mまで確認できるが、なお左右に石材が埋没している。
玄室は長さ3m、幅2.6m、高さ2.9mほどの規模となるが、
これも床面は埋没している。
腰石に使用する石材は最も大きく、奥壁のそれは高さが2.8mを越え、
両側壁もほぼ一枚石で、幅2.6m~2.8m、高さ2.4m以上の巨大なものである。
また、ここで奥壁と左右両側壁の腰石の高さが揃えられている。
中室は長さ約2m、幅2m、高さ2.2mを測る。
腰石は左右ともに一枚で、その上に乱れるが2m前後、高さは三室の中でも最も低く2mとなる。
石材も玄室、中室、前室の順に小型化している。

以上のことから、紹介した三基は石材の大きさや積み方に注目すれば、
二号墳→、一号墳→、三号墳の順に築造されたことが推測される。
三号墳は同じ理由から橘塚古墳と綾塚古墳の間に位置づけられようか。



それぞれの海 「 鹿児島県喜界島 ・ 静と動 」

2014-02-11 05:35:41 | 海 ・ 港 ・ 空 ・ 木々







スクッと立つマーメイド

防波堤の外は
群青から打ち寄せる白い波
それを他所に
静かに揺れる公園内庭

そこは
静と動が織り成す
コントラスト




大分むぎ焼酎 「 官兵衛 」

2014-02-11 05:34:41 | 泡盛 ・ 焼酎 ・ 酒







NHKの 「 軍師 ・ 官兵衛 」 のブームにあやかろうと、
大分県国東市安岐町の南酒造が、大分むぎ焼酎 「 官兵衛 」 を出した。
南酒造といえば、同じ麦焼酎の 「 とっぱい 」 が有名だが、
この官兵衛は500mlのアルコール25度で、立派な箱に入り、瓶もスマートでお洒落だ。
だけど、味はそれほどでもないのに、それでいて1000円は高いと思う。
きっと、中身よりも見てくれにお金をかけているのだろう。
個人的に好き嫌いはあるだろうが、
期待していただけに飲んでみてガッカリ、見かけ倒しであった。

そんな期待外れの焼酎で、目についたのが箱。
その箱の横に書かれた 「 我、人に媚びず、富貴を望まず 」 という言葉だ。
これは黒田官兵衛孝高の言葉であるが、そのように生きたいと思う者にとっては、
まさしくその通りだと思う。