「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

長崎市 ・ 唐人屋敷跡四堂めぐり 「 観音堂 」

2014-02-27 06:28:41 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣



長崎市唐人屋敷跡 「 観音堂 」







堂内の向かって右側に飾られている 慈悲深い仏さまの 「 観音菩薩 」







堂内の向かって左側には商売繁盛の神様 「 関 帝 」 が飾られている













瓢箪池に架かる太鼓橋






瓢箪池の奥の石には文字が刻まれている






当時の面影を残すアーチ門










瓢箪池の奥の石の刻字で 「 元文2年(1737)… 」 に福建省出身の
唐船主によって建立されたと思われる。
天明4年(1784)に焼失し、1787年(天明7)に再建され、その後、数回の改修があった。
現存する建物は、大正6年(1917)に、華商の鄭永超が改築したもの。
基壇には 「 合端 ( あいば ) 積み 」 の石積技法が見られ、沖縄的な要素もうかがえる。
本堂には観世音菩薩と関帝が祀られており、
観世音菩薩は中国民衆に、慈悲深い神として慕われている菩薩である。
関帝は商売繁盛の神さまとして信仰の対象となっている。
入口のアーチ型石門は唐人屋敷時代のものと言われている。



鹿児島県奄美大島 「 皆津埼灯台 」

2014-02-27 06:27:41 | 奄美群島の灯台



山の頂部に立つ円筒の灯台







朝陽を受けて山も灯台も朱に染まる






平均水面から灯火までの高さは約103mある






左の山の継ぎ目から上に登る階段がある






皆津埼の下のは大きな岩山が点在する





灯台表番号 / 6955
ふりがな / かいつさきとうだい
標識名称 / 皆津埼灯台
所在地 / 鹿児島県大島郡瀬戸内町 ( 皆津埼 )
北緯 / 28-06-41
東経 / 129-22-40
塗色 / 白色
灯質 / 単閃白光 毎6秒に1閃光
光度 / 実効光度 8,400カンデラ
光達距離 / 13.5海里
地上~頂部の高さ / 8.31m
平均水面上~灯火の高さ / 102.57m 
地上~灯火の高さ / 7.77m
業務開始年月日 / 昭和34年1月10日
現用灯器 / H型点灯制御装置 ( S型 )



皆津埼灯台は、奄美大島の南端の皆津崎の山の頂部に立つ灯台である。
場所的に陸地からの探訪は困難であり、一度海岸沿いからチャレンジしてみたが
とても灯台まで行ける状態でも距離でもなかった。
灯台自体の初点は昭和34年1月10日で、灯台の高さは8.3mとなっている。
灯質は単閃白光で毎6秒に1閃光の灯器を備えている。
瀬渡しは小型船外機で時化ていない満潮時に限られるので、灯台までの道程は厳しい。


皆津埼灯台へのアクセス
皆津埼灯台へは、古仁屋港から海上タクシーで瀬渡しをしてもらうしか手立ては無い。
ただ、海が荒れている時や、満潮時以外は瀬に近づけないので上陸は限られている。



北九州市若松区 「 セム1石炭車 」

2014-02-27 06:26:41 | 近代化産業遺産・土木遺産








































直方石炭資料館にある 「 C11131 」






直方石炭資料館にある 「 セム1208 」






田川石炭歴史博物館にある 「 9600型・59684号 」
















若松駅の改札口横に、セム1形 セム1000が置かれている。
同形式のセム1形が、直方の石炭記念館に残っているが、
これは炭箱が全鋼製で空気ブレーキ付である。
若松駅のセム1形は、炭箱上半が木板で空気ブレーキなし(貫通管のみ)である。

大牟田の三池鉄道でも溢れかえるほどいた石炭車は、今では解体され1輌も現存していない。
ここ若松や直方、そして田川市石炭・歴史博物館にあるセ1208などは、
往時の石炭産業華やかなりし頃を偲ぶことができる貴重な車輌達である。
 
写真の80周年の石碑にもあるように、
この若松駅のセム1形 セム1000の番号は、
「 昭和47年12月1日に日本最初の石炭車を復元した 」 という記録が残っている。
当時、創立80周年を迎えた若松工場は、その創業目的が石炭車の修繕にあったことから、
記念としてセム1形を構内に永久保存したのではないかと思われる。




「 ノーマライゼーション と( バリアフリーとユニバーサルデザイン )」

2014-02-27 06:25:41 | 介護関係
当たり前が当たり前に出来ることに感謝


ノーマライゼーションの思想は、人間の尊厳を基本としているのである。
現在では、ノーマライゼーションは障がい者に限らず、高齢者や病気など、
何らかのハンディキャップを負った人にまでその対象が拡大され、
これらの人々が普通の人と同じように生活できるようにして行くことを意味するものである。



バリアフリーとユニバーサルデザイン


ノーマライゼーションを実現するためには、
介護などの日常生活の支援だけではなく、
建物や鉄道・バスなどの交通機関のバリアフリー化、障がい者や高齢者を支援する施設を
町中に造るといった街づくり、さらには成年後見などによる意思表示の支援など、
ハンディキャップを負った人々の生活に関するあらゆる場面で、
ノーマライゼーションの考え方が活かされるようにしなければならない。

バリアフリーという言葉は、物理的障害だけではなく、
高齢者や障がい者が支援なく自立した日常生活や社会生活を送れるように、
心理的、社会的、制度的障害、さらには情報の障害など、
すべての障害を除去するという、より広い意味を持っている。

ユニバーサルデザインは、障害の有無、年齢、性別、人種などにかかわらず、
多様な人が快適に利用できるデザインのことを言うものである。

1 誰にでも公平に利用できる。
2 使用するうえで柔軟性に富んでいる。
3 使い方が簡単で解かりやすい。
4 必要な情報がすぐに理解できる。
5 単純なミスが危険につながらない。
6 身体的負担が少ない。
7 接近して使える寸法や空間になっている。

以上の7つの条件を原則として定められたものでなければならない。