
長崎市唐人屋敷跡 「 観音堂 」

堂内の向かって右側に飾られている 慈悲深い仏さまの 「 観音菩薩 」

堂内の向かって左側には商売繁盛の神様 「 関 帝 」 が飾られている


瓢箪池に架かる太鼓橋

瓢箪池の奥の石には文字が刻まれている

当時の面影を残すアーチ門
瓢箪池の奥の石の刻字で 「 元文2年(1737)… 」 に福建省出身の
唐船主によって建立されたと思われる。
天明4年(1784)に焼失し、1787年(天明7)に再建され、その後、数回の改修があった。
現存する建物は、大正6年(1917)に、華商の鄭永超が改築したもの。
基壇には 「 合端 ( あいば ) 積み 」 の石積技法が見られ、沖縄的な要素もうかがえる。
本堂には観世音菩薩と関帝が祀られており、
観世音菩薩は中国民衆に、慈悲深い神として慕われている菩薩である。
関帝は商売繁盛の神さまとして信仰の対象となっている。
入口のアーチ型石門は唐人屋敷時代のものと言われている。