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自分の個展でありながら、なかなか会場に足を運ぶことが出来なくて・・・
5日にラジオの出演に便乗して仕事が終わってから駆け付けた。
館内は 「 蛍の光 」 が流れるなか閉館までわずかな時間で撮影したものである。
50点近くの作品の中から選んだ17点を展示しているが、
スペース的にこの数が一杯一杯だった。
今回の個展のテーマーは 「 悲しい馬たち 」 展である。
これはレース中に不慮の事故でその命を絶った馬たちが、
「 再び日に目を見るように 」 と、そんな想いを込めて開いた個展である。
この個展の特徴は、絵と詩の融合である。
詩ごころと絵ごころは、相通じるものがあると思っている。
その詩と絵画を通して 「 こんな馬が居たんだ 」 と思ってもらえれば、
馬たちもきっと喜ぶと思います。
そして、この個展の意義があると思っている。
めったに開かない個展なので、
近くにお住まいの方には是非ともご覧になって頂きたいと思っている。
自分ごとであるが、雨で仕事が休みの日でもゆっくり観たいと思っている。
そういえば、帰り際に学芸員のYさんと話していたら、
メガネをかけた品のいい女性の方から 「 この絵を書かれた方ですか? 」 と、訊かれ
「 はい! 」 って答えると。
「 どの絵も詩と合ってて素晴らしいですね。わたし感銘しました。 」 と言ってくれた。
作家として自分自身が褒められるよりも、作品が褒められる方が嬉しいものである。