







常灯鼻は第三十代藩主五島盛成公が、
福江城 ( 石田城 ) を築く際に城の北東から吹き寄せる大波を防ぎ、
築城工事を容易にするため築かせたものといわれています。
防波堤としての役割のほか、灯台としての役目も持っていました。
福江城の築城にあたった石工は滋賀県の大津の集団であるとされており、
常灯鼻も同じ石工によって造られたと考えられています。
石工技術の発達した江戸末期の造りだけあって、
160年経った今でも激しい波や風に耐え、出入りの船舶を見守り続けています。
場所は福江港のそばにあり、ちょっと足を伸ばせば、
すぐそばまで行くことも出来る。
城下町にふわさしい美しい佇まいがある。
昭和58年に市指定文化財となっています。