航空自衛隊築城基地の航空祭で地上展示されたF-4EJは、米空軍のF-4Eを改造した戦闘機で、
日本での運用には不必要な装備を取り除き、
データ・リンクを載せて要撃戦闘機タイプにしたものである。
昭和56年度に生産は完了、
その後、航空自衛隊の防空能力の向上・近代化の一環として、F-4EJの改修に着手した。(F-4EJ(改))。
そして、56年度から6年間、試改修・実用試験を行い、量産改修された。
改修の主な内容は、レーダー、FCS(火器管制)システムの近代化、航法、通信能力の向上、
搭載ミサイルの近代化、爆撃機能の向上などである。