Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

旨過ぎる話にはのるなか

2008-08-02 | ワイン
迷っていた。どちらにしようかと。女性のことではなく、ワインのことである。

今年は2007年の豊作に喚起されて通常以上にワインに投資しているが、日常消費用のワインが今まで定まらなかった。理由は、あまりにも良いワインを試すだけで、費用と手間が十分でなかったからだ。だから決して量を飲んでいない訳ではないが、心置きなく晩酌というのからは遠かった。

最終的に日常消費ワインとして残ったのは、A・クリストマン醸造所のリッターリースリングとミュラー・カトワール醸造所のMCリースリングと呼ばれるグーツヴァインである。

前者が6.5ユーロで、後者が6ユーロなので、リッターに直すと8ユーロとリッターあたり1.5ユーロ後者が高価である。しかし、高級ワインには他ならない。簡単に開けるには惜しい気もしたので、前者のお徳用に興味を持っていた。

それでもこの十日ほど双方を飲み比べてみて後者に決定したのである。前者の質も十分に高く尚且つ十分に旨いリースリングであったが、どうも初めから苦情していたように「旨過ぎる」のである。どうせ嗜好品だから旨ければよいではないかと思うかも知れない。それがそうはいかない。

旨いとどうしても飲み過ぎになるのである。一リッターを三日に分けて飲んでいても、空になれば自動的に次の瓶を空けてしまいそうになるのだ。安いと思うとまた拍車が掛かる。少し飲んでやはり酸で胃がやられてきたのを感じたから自己ドクターストップをかけた。危険なワインである。

それに比べて、後者は残留酸が8グラムと強烈であるが、質は上質で更に残糖が6.2と本格的な辛口に桃の味が楽しめる。パイナップルと桃ならば缶詰でも後者が高い。更に、食事とこれをやるとその甘みのなさが、素晴らしく食を勧めるのである。その反面、単体では旨味が足りない。

どちらが高質なリースリングかは説明の必要はないであろう。価格の違いは如実である。そして、食事のお供として特別鋭い酸が清涼感を誘う。

実は無理に電話予約をして措いとかせたのだが、まだ在庫があったので更に六本追加して購入した。



参照:
誠心誠意批判するとは [ ワイン ] / 2008-02-04
小雪ちらつく強い花並木 [ ワイン ] / 2008-03-07
2007年産リースリング (モーゼルだより)
コメント (4)
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