Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

昼から幾らでも飲める味

2008-08-11 | ワイン
天候不順で、昼から一眠りする。起きて早速一杯ひっかっける。

昨晩開けたザールのリースリングが気になったからである。スレートの味に少し変わった野暮ったい味が加わっていたからで、流石に酸が落ち着いてきていて、それが目だって来たものと推測する。

ミッテルラインなどにある独特の嫌味のある時とは違うのだが、スレートの旨味の裏返しのような味である。醸造所によれば更に純化した味覚として表れるのだろうが、些か古い木樽の味のような連想を誘うのは必ずしも幸福ではない。

この辺りの味覚の感覚は、匂いに準拠するような微妙な感覚であって、自宅の家の匂いが住人には一向に気にならないようなものなのである。つまり、こうして偶々ザールヴァインを試すものだから気になるが、毎晩飲んでいたら気にならなくなるのだろう。逆に飽きるに違いないが。

オレンジの皮のような味が清涼感の中にアクセントを付けていて、アルコール11度の軽さが幾らでも杯を勧める。香りはその分一辺倒であるが、子供用薬の甘味材のような後味と共に否定的な要素は一切ない。

価格は、9ユーロなので、バッサーマンヨルダン醸造所のキーセルベルクと同価格となる。どちらが食事の素晴らしい同伴者となるかと云えば、味のニュートラルなキーセルベルクで間違いない。だから、このシュロース・ザールシュタイン醸造所の辛口キャビネットが食事の相伴に大量に消費されるかと云えば難しい。オレンジのソースを使ったような魚料理などに合わせたい。さもなければ、少々味が強すぎる。

本命は、同時に注文した辛口シュペートレーゼであり、二年ほど経つと甘さが目立たなくなるというので期待している。ラインガウリースリングのような高貴なそれとは異なる旨さを楽しみにしている。



参照:
香りの文化・味の文化 [ ワイン ] / 2008-06-07
スパイシーな相互感応 [ ワイン ] / 2008-05-26
コメント (2)
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