Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

女の浅知恵と間抜けな間男

2011-06-09 | 
女友達から電話があった。十年ぶりぐらいである。今は研究機関のポストから外れていてフリーのようだ。旦那はIMFの会議のためにワシントンに出向いて、とんぼ返りで帰ってくるという。外交官は普通の市民に比べて放射能を浴びる時間が長い。

旦那とは会ったことが無いので、外交官向きに案内するから一度こちらに遊びに来たらどうかとか、彼女は旦那がいない間に一人で遊びに来ようかなどといい加減なことを話していた。

彼女の気質は分かっているので、何時ものあれかなとあとで気がついた。こちらもなんとなく分かっているので、適当に対応していた。

「休日の月曜日に二人だけで会うのも好いわね」とか言うので、「それも好いね」とか乗ると、

「休み明けの火曜日の朝の予定はどうなっているのよ?」とか尋ねるので、「平日通りだよ、家には誰も居ないけど、掃除に朝から人が来るからね」とか、思わせぶりな受け応えをする。

すると、「長く会っていないからね、一度旦那に合わせたいのよ」などと仰る。「今晩帰ってきたら、二人で土曜日に行けるかどうか相談するわ」と電話を置いた。

流石に、そこまで聞いていて、それを思い出したのだった。

彼女は役所から帰ってきた旦那にこの電話の内容を話して、強引に旦那の気を引くのだろう。まるで、政権を掌握出来ていない首相の「女の浅知恵」のようなものである。それが、その女の気質であるのだからコメントの仕様が無い。形だけは、何か色男のような按配だか、間男に仕立てられた間抜けである。それにしてもご主人には、「ご愁傷様」と申し上げる。
コメント
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