スーパーブルゴーニュ、つまり仏スーパーで購入するブルゴーニュである。バーデン・バーデンに出かける途上、いつものように物色した。今回は、ポマールで好印象を持ったドメーヌの二ユーロほど安い2006年産プュルミエ・クリュとCPが高いとして高名なフィクサンの2011年物である。後者は隣町のジュヴェリー・シャンベルタンと比較して明らかに安価である。41ユーロ出すよりもこの15ユーロのワインの方が価値があると信じている。
さて、ミュラーカトワール醸造所での2013年産新酒樽試飲会の記憶を留めておかなければなるまい。樽試飲なのでアルコールを強く感じたが、これは醸造親方の力強いワインの流れなので致し方が無い。それは2012年産でもアルコール度が高く、しかし最近は糖を絞る方向に高級ワインを仕上げているのがこの醸造所の方針である。
そのために、逆に若干弱めに醸造された2011年物が2012年のグランクリュよりも良かったのだが、改めて試飲してみると2012年のインデン・マウエルンも決して悪くなかった。この傾向から、明らかにこの醸造所は寝かせるワインの方へと若干重心を移して来ている様で、その先にはビュルクリン・ヴォルフ醸造所の大成果がお手本となっているに違いないのである。
その中で古い2008年物のギメルディンゲンのオルツリースリングが10ユーロで提供されていたので三本購入した。自宅で再度試してみると翌日でもヘタレていないので驚きだった。この価格帯としては秀逸と言えるかもしれない。ヴァッヘンハイマーリースリングでも厳しいのではないだろうか。その証拠に価格は倍ほどする2008年産レッヒベッヒャルがそれ程良くなかったことが挙げられる。
もう一つ古いワインで良かったのは2012年のレッテンヘーレンである。酸も適度に効いていて、繊細さもあり、アルコール13.5%とは思えないワインらしいリースリングであった。
新酒ワインでは、ブラウブルグンダーなども悪くはなかったが、2010年のように酸が効いている訳ではなく、取り立てて参照する必要もないであろう。但し、全体的にレベルアップも感じられ、一種の品の良さを示すのは培養酵母の選択などに依るからだろうか?
その後、ゲオルク・モスバッハー醸造所にも立ち寄った。酸がもう一つな感じであったが、決して悪くはない。ブルグンダーは良いものを購入した方が良さそうである。もはや量産できるようなワインはドイツでも売れなくなるに違いない。
参照:
2010年産ポマールを試す 2014-03-08 | ワイン
手練手管の質やその価値 2014-02-21 | 数学・自然科学
さて、ミュラーカトワール醸造所での2013年産新酒樽試飲会の記憶を留めておかなければなるまい。樽試飲なのでアルコールを強く感じたが、これは醸造親方の力強いワインの流れなので致し方が無い。それは2012年産でもアルコール度が高く、しかし最近は糖を絞る方向に高級ワインを仕上げているのがこの醸造所の方針である。
そのために、逆に若干弱めに醸造された2011年物が2012年のグランクリュよりも良かったのだが、改めて試飲してみると2012年のインデン・マウエルンも決して悪くなかった。この傾向から、明らかにこの醸造所は寝かせるワインの方へと若干重心を移して来ている様で、その先にはビュルクリン・ヴォルフ醸造所の大成果がお手本となっているに違いないのである。
その中で古い2008年物のギメルディンゲンのオルツリースリングが10ユーロで提供されていたので三本購入した。自宅で再度試してみると翌日でもヘタレていないので驚きだった。この価格帯としては秀逸と言えるかもしれない。ヴァッヘンハイマーリースリングでも厳しいのではないだろうか。その証拠に価格は倍ほどする2008年産レッヒベッヒャルがそれ程良くなかったことが挙げられる。
もう一つ古いワインで良かったのは2012年のレッテンヘーレンである。酸も適度に効いていて、繊細さもあり、アルコール13.5%とは思えないワインらしいリースリングであった。
新酒ワインでは、ブラウブルグンダーなども悪くはなかったが、2010年のように酸が効いている訳ではなく、取り立てて参照する必要もないであろう。但し、全体的にレベルアップも感じられ、一種の品の良さを示すのは培養酵母の選択などに依るからだろうか?
その後、ゲオルク・モスバッハー醸造所にも立ち寄った。酸がもう一つな感じであったが、決して悪くはない。ブルグンダーは良いものを購入した方が良さそうである。もはや量産できるようなワインはドイツでも売れなくなるに違いない。
参照:
2010年産ポマールを試す 2014-03-08 | ワイン
手練手管の質やその価値 2014-02-21 | 数学・自然科学