Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

問われる近代の歴史

2015-09-13 | 歴史・時事
本日は、久しぶりに登りに行くつもりだった。残念ながら降りそうである。帰りにレープホルツ醸造所で試飲するつもりだった。これだけは改めて参上しなければいけない。代わりに走り行く気持ちもなくなった。パンは本日分も土曜日に準備していたからだ。

正直、また疲れが溜まった。理由は、LINUXの再構築に座り続けたからだろう。途中で試飲会に出掛けて気晴らしをしたぐらいだ。システム領域が一杯にになってしまった原因は解析できていないが、最終的には22GBまで広げて、最小にシステムインストールで28%ほど、最終的に日本語環境からネット環境をつくり上げるマルティメディア対応までに38%7GBも消費した。XPと比較して、大きくはないからしかたないであろう。そしてSuse13.2「ハルレキン」と称する現行版にアップグレードした。とても難しかった。13.1からアップグレードするしかなかったのだが、13.1さえ上手に再生できなかったので、ほとんど手作業となった。

金曜日にナーヘへと向かう車中のラディオは、トルコの裁判でエルドガン大統領を公に批判して逮捕された学生の刑が禁錮11ヶ月と決定したとあった。昨年の暮れに逮捕されて、この度判決が下ったのだとある。罪状は侮辱罪らしいが、ほとんど使われたことがないとされて、学生が「泥棒」と侮辱したことが罪状らしい。日本では安倍首相が散々にけなされている。これがトルコならば、逮捕者続出である。トルコは、アジアと欧州をつなぐ国であり、早くから立法大統領制が敷かれた国である。そして、今日本はこの国と同じような経過を歩んでいるかに見える。好んで日本の程度をポーランドあたりと比べてきたが、もはやトルコと比較しなければいけなくなってきた。まだ、大阪のヤクザな連中が画策するような大統領制にはなっていないが、もうすぐトルコに近づくのかと思うと、とても情けない気持ちになる。週明けに日本市民はなにをするか、明治以降歩んできた日本の近代の歴史が問われている。

同じく文化波は、SWR交響楽団の新録音を紹介していた。R.シュトラウス集の最後の録音で、アルペン交響曲らしい。指揮者のロース氏は語る、作曲家の自作自演録音を聞くと全くテムポが異なり、後のフォン·カラヤンの録音やティーレマンのそれを例にあげて、なぜにテムポが落ちることになったかを解説する ― 彼に言わせると、風呂場で鼻歌を歌っているようなものだとなる。そもそもこの曲などは管弦楽団を機械的に響かせることが狙われていて、ほとんどリゲティーのクラスターなどの奏法に近いというのだ。しかし彼らがそのように遅いテムポで演奏しているのは、聴衆に期待される響きを鳴らしたいからだと、直接ビーダーマイヤー的でありコマーシャリズムのティーレマンを批判していた。一時は、口を閉ざしていた専門家も単刀直入な批判の口を閉ざさなくなってきている。そうした商業主義が成り立たなくなってきているからだ。



参照:
とんでもないことになる 2015-06-27 | 歴史・時事
MP3でなにを聴くべきか? 2015-07-03 | 音
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