お出かけの準備で燃料を何時入れるか?満タンにしてからも一度走るとなると元は取れないかもしれない。それでも一杯一杯入れておけばバイロイト往復は可能なので、考えるところだ。涼しくなったので衣裳は楽になった。それどころか月末とは別に分厚目のシャツを下ろしても良いかもしれない。しかし月末もそれほど暑くならないとすれば、二着を九月と別けて数日間で着て回せる。
バイロイト名物のピクニックをどうするかだが、果物等を余分に準備しておけばよいだろう。それほど暑くはないので、それほど難しい話しではない。以前ならそこまで準備しなかったのだが、事情が分かって、最小限の時間で往復しようと思えば準備万端整えとかないといけない。帰りの睡魔も計算に入れて夜食の心掛けも必要になる。
嘗ての様に夏の間に二三度ザルツブルクを往復した頃とは多くが変わっていて、オペラが終わってからシナ料理で一杯引っ掛けて我武者羅に500㎞を四時間を割るような時間で走ったような状況にはない。交通量も多くなって制限速度も多くなり、交通規制も厳しくなった。
朝の一走りは、一寸違った。外気温が摂氏15度を下回ると、走っている途中で急に力が入る瞬間が出てくる。落ちる一方では無くなる。秋になると気持ちよく走れるようになるのはそれゆえだろう。それでも復路で陽射しのあるところで上りになると汗が噴き出す。
復活祭のバーデンバーデン市立劇場の公演完売を確かめた折に座席表を探すと知らないページが出てきた。予約するときには見つからなかったが、なんと3Dの準備までは整っていなかったが、座席からの光景が分かるようになっていた。こうなれば自慢で自分が予約した席からの視覚を紹介したい。場所はバルコンである。前回ブーレーズ生誕九十周年の際は上の方の階だったのでこの距離感が嬉しい。
ロージュも家族連れなどではよさそうだったが、大分遠くなる。出し物も室内オペラなので大した音が出ないことも分かっていて、兎に角、この機会とばかりに近くに寄ってみた。どこのオペラ劇場でもバルコンは最も舞台に近い場所となるが、この500人規模の劇場であると本当に近い。当日は、近くのカジノのパユの出るベートーヴェンのトリオから駆け付ける。合せて50ユーロ、これが更に嬉しい。
ルツェルンのこの十年の番組第五回目を流した。思っていたのとは異なったのは、ユジャ・ワンデビューのアバド指揮の演奏風景は一楽章の一部しか出なかった事。その分細やかに昨年の演奏との比較が話された。端的に言うと、デビューの時からアルゲリッチを超えるようなアジアンスポーティーをだけでは無い技量だったが、昨年は熟成した演奏をしたという事だ。
ドイツの二流新聞の評のように 何かが足りない、もう少し苦みを、風刺をとかいうような指摘が全く的を得ていないことを比較することで明らかにしていた。実際その弾き方の違いと管弦楽の合わせ方の違いを見れば、この女流ピアニストが如何に弾けるかというのが誰にでも分かる。
話しの中にもあったが楽譜をそのまま音にすることでデビューというような低次元のものでは無くて、ルツェルンのフェスティヴァル管弦楽団のパユを含むソリスツとも自由自在にコムボしているのを見れば驚くばかりである。
そして昨年は、徹底的に引いたり出したりのペトレンコがバックを付けていて、両者とも驚くばかりの妙技となっているのだが、あまりにもピアノも管弦楽も見事に一心同体の様になり過ぎて、それこそ比較してみないとどこまでの演奏家が分からないぐらいの出来だったのだ。
放送ではその堂々振りがとの話しだったが、正直私の座席からは殆んど楽曲の一部と化していた。やはりワンはリサイタルを聴かなければいけない既にトップクラスのピアニストであろう。
参照:
励起させられた覚え 2019-08-02 | 音
芸術を感じる管弦楽の響き 2018-09-02 | 音
バイロイト名物のピクニックをどうするかだが、果物等を余分に準備しておけばよいだろう。それほど暑くはないので、それほど難しい話しではない。以前ならそこまで準備しなかったのだが、事情が分かって、最小限の時間で往復しようと思えば準備万端整えとかないといけない。帰りの睡魔も計算に入れて夜食の心掛けも必要になる。
嘗ての様に夏の間に二三度ザルツブルクを往復した頃とは多くが変わっていて、オペラが終わってからシナ料理で一杯引っ掛けて我武者羅に500㎞を四時間を割るような時間で走ったような状況にはない。交通量も多くなって制限速度も多くなり、交通規制も厳しくなった。
朝の一走りは、一寸違った。外気温が摂氏15度を下回ると、走っている途中で急に力が入る瞬間が出てくる。落ちる一方では無くなる。秋になると気持ちよく走れるようになるのはそれゆえだろう。それでも復路で陽射しのあるところで上りになると汗が噴き出す。
復活祭のバーデンバーデン市立劇場の公演完売を確かめた折に座席表を探すと知らないページが出てきた。予約するときには見つからなかったが、なんと3Dの準備までは整っていなかったが、座席からの光景が分かるようになっていた。こうなれば自慢で自分が予約した席からの視覚を紹介したい。場所はバルコンである。前回ブーレーズ生誕九十周年の際は上の方の階だったのでこの距離感が嬉しい。
ロージュも家族連れなどではよさそうだったが、大分遠くなる。出し物も室内オペラなので大した音が出ないことも分かっていて、兎に角、この機会とばかりに近くに寄ってみた。どこのオペラ劇場でもバルコンは最も舞台に近い場所となるが、この500人規模の劇場であると本当に近い。当日は、近くのカジノのパユの出るベートーヴェンのトリオから駆け付ける。合せて50ユーロ、これが更に嬉しい。
ルツェルンのこの十年の番組第五回目を流した。思っていたのとは異なったのは、ユジャ・ワンデビューのアバド指揮の演奏風景は一楽章の一部しか出なかった事。その分細やかに昨年の演奏との比較が話された。端的に言うと、デビューの時からアルゲリッチを超えるようなアジアンスポーティーをだけでは無い技量だったが、昨年は熟成した演奏をしたという事だ。
ドイツの二流新聞の評のように 何かが足りない、もう少し苦みを、風刺をとかいうような指摘が全く的を得ていないことを比較することで明らかにしていた。実際その弾き方の違いと管弦楽の合わせ方の違いを見れば、この女流ピアニストが如何に弾けるかというのが誰にでも分かる。
話しの中にもあったが楽譜をそのまま音にすることでデビューというような低次元のものでは無くて、ルツェルンのフェスティヴァル管弦楽団のパユを含むソリスツとも自由自在にコムボしているのを見れば驚くばかりである。
そして昨年は、徹底的に引いたり出したりのペトレンコがバックを付けていて、両者とも驚くばかりの妙技となっているのだが、あまりにもピアノも管弦楽も見事に一心同体の様になり過ぎて、それこそ比較してみないとどこまでの演奏家が分からないぐらいの出来だったのだ。
放送ではその堂々振りがとの話しだったが、正直私の座席からは殆んど楽曲の一部と化していた。やはりワンはリサイタルを聴かなければいけない既にトップクラスのピアニストであろう。
参照:
励起させられた覚え 2019-08-02 | 音
芸術を感じる管弦楽の響き 2018-09-02 | 音