ワールドカップドイツ大会2006が迫ってきた。これを機に旅行ドイツ語などを、ピクトグラフィックな象形とロジカルな文字を組み合わせて見ていくと、面白そうである。
率直に言い換えると、緑の避難誘導灯などよりも文字の割合の多い標識などに注目したい。特にアルファベットを母国語としない旅行者は、文字が素直に音声として自動的に響かないため、図示してあるのにも関わらず、寧ろ文字情報として受け取る。しかし、道路標識等の色使いや図表が利用されているから、禁止や注意や喚起を呼びかけているのは理解出来るので、その分文字情報を読み取る必要が出てくる。
そのような、街中で頻繁に見かける標識を見て行こう。まず一回目は、飛行場などでも見られる表示である。非常口でお馴染みの緑の表示であれば、大抵はそちらへ進むだろうか。AUSGANGは出口であるから、少なくともゲートやドアを開けて、向こう側へと移れば出てしまう。出口が分からずにうろうろすることも結構多いので、これだけは覚えておきたい。しかしその前にNOTが付くとNOTAUSGANG(非常出口)なので注意した方が良いだろう。その裏側に必ずしもEINGANG(入口)が開いているとは限らないからである。寧ろKEIN EINGANG (入口に非ず)と書いてあって、戻れないでAUSGESCHLOSSEN(締め出される)される可能性の方が強い。
GANG(歩み)は、GEHEN(行く)の名詞形であるが、食事の時にも重要である。お品書きが判らなくて、ホテルレストランなどで、本日のお勧めMENÜ(定食)を採ろうとすれば、GÄNGE(複数・コースの段数)に注意しなければいけない。(ピクトグラフィックな旅行ドイツ語)
参照:ワインは押して引いてから [ 生活 ] / 2006-05-24
接頭語等:AUS(外へ)、EIN(中へ)、NOT(危機) 、KEIN(一つもない)
ましたよ!こういう基礎的な知識がない人
のための接頭語・接尾語早分かりプラス
文化事情のようなものがあれば助かるわ。
これからたくさんの旅行者がドイツに来る
からね。
何よりも図示は、感覚的に頭に入るような気がします。
暫らく、続けてみます。
「AUSGANG」には随所でかなりお世話になりました。旅行者にとってドイツで一番お世話になるサインだと思います。
ピクトグラムは標準化もうまくまとまらず、お国柄での違いもあって面白そうですね。レストランなどでトイレのピクトの男女の違いが解りにくいときがあって、一寸迷ってしまうこともしばしば。。。
ピクトグラム自体が異なるのはあまり知りませんでした。トイレの場合はピクトグラム以上に具象的な表示も多いですよね。これも言葉表示でまた扱う予定です。
このシリーズ、ぜひ続けてくださいね。楽しみにしています。
開催中は、お互い腕の見せ所ですね。