デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



かつて二つのパノラマがあった

「パサージュ・デ・パノラマは、入り口の両側に建っていた二つのパノラマを記念してこう名づけられたのだが、これらのパノラマは一八三一年にはなくなった。」ポール・ダリスト『目抜き通りの生活と人々(一八三〇―一八七〇年)』パリ、一四ページ    [A7,7]

パサージュ・デ・パノラマについて書こうと思い、パノラマを発明したスコットランド人の画家ロバート・バーカーのことや、モンマルトル大通り側にあった二つのパノラマについて整理していたが、TVのパリ3区のカフェとグルメの番組から流れてきたパリのミュゼットの曲がどうしても知りたくなり、探している間に書く意欲が後退したので、パサージュ・デ・パノラマについては後日書く(笑)。


モンマルトル大通り

その曲とは、






「アニー・ゼット」というタイトルだった。この曲を初めて聴いたのはたぶん高校の頃だったと思う。また、個人経営の古本店でも聴いたことがあった。パリでは聴いたことなかったが、アコーディオン弾きは「アニー・ゼット」のような曲を有名観光地や地下鉄で生演奏をしていることも多いので、佇んでしばらく聴き入ったこともしばしばだった。こういったパリのカフェをイメージできるようなミュゼットを聴くと、俄然心が浮き立つ。



以前紹介したことのある画像だが、曲はこういったカフェ、サン・ジェルマン・デ・プレやモンマルトルのテアトル広場周辺に良く似合うように思う。音楽は一気に現地のことを体の内側から思い出させてくれる不思議な作用を持っている。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )