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東京の府中試験場と鮫洲試験場では、
AT試験車両としてトヨタのプリウスを使うことがあります。
(他の車種も存在します)
さて、試験車がプリウスだった場合、
プリウス以外の車で練習してきた受験生は
エンジンの掛け方やシフトレバーの操作方法などが異なるので
ちょっと違和感を持たれるかも知れません。
でも、そんなに難しい操作ではありませんよ。
まず初めに戸惑いそうなのは、エンジンの掛け方でしょうか。
プリウスは、ブレーキペダルを踏んでスイッチを押すだけで始動します。
正しくは、この状態ではエンジンは回っていないので、
スイッチをオンにすると言うべきかも知れませんが、
便宜上、試験官も「エンジンを掛ける」と表現しています。
そして2点目、
シフトレバーは、前面パネルの近くにあります。
「シフトレバー」というよりも、
家電製品の「切換えスイッチ」のようなイメージですね。
その動かし方もまた特徴的ですが、戸惑うことはありません。
というのも、
シフトレバーを操作するのは、必ず“停車中”に限るからです。
「R(バック)」に入れるのも一旦速度ゼロにしてからですし、
「P(パーキング)」も操作方法が分かりにくいですが、
それだって、停車してから落ち着いて操作すれば良いだけのことです。
「B(エンジンブレーキ)」だけは走行中に操作する可能性がありますが、
東京では、府中の多磨霊園裏の長い下り坂で使うかどうか、
それだって、「B」にせず、
「D(ドライブ)」のままフットブレーキを掛けるのでも問題ありません。
そこ以外は、府中でも鮫洲でも、また場内・路上とも、
「B」を使う場面は無いと思って結構です。
それから3点目、
サイドブレーキが「足踏み式」です。
これは、プリウス以外の車種にも採用されているので慣れている人も多いと思いますが、
慎重に「カチカチ」と音を確認しつつ踏み込めば良いでしょう。
プリウス以外の試験車にも共通する話ですが、
練習した車とは機器類の操作方法が異なることは往々にしてあります。
でも、基本的な機能は同じなのですから、
深呼吸の一つでもして、落ち着いて操作してください。
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