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11月28日、神奈川の某教習所が、
中央労働委員会から救済命令を受けたそうです。
中労委は、
初審(神奈川県労働委員会)の判断を支持し、
労働組合側の要求を全面的に認めました。
今般の救済命令の具体的な内容はいろいろあるのですが、
そのほとんどは、
「労働組合員と非組合員とを差別してはいけない」
というもので、それらについては小生もうなずけました。
しかし、解せないのは、
「ストライキを前日に撤回したが会社はその日を不就労扱いとした」ことまで
不当労働行為とされた点です。
この商売は、
教習生からの教習予約が入らなければ、仕事になりません。
ストライキが予定されていれば、その日の予約を受けるわけにいかず、
実際、この事案では、入っていた予約のキャンセルまでしたそうです。
なのに、労働組合は前日になって突然、ストライキを撤回。
教習予約が無いのに何をやらせると言うのでしょう。
会社側が、その日を休業し、不就労扱いとしたのは、
(同業者として)当然の措置だと思います。
でも、中労委は、それを許しませんでした。
もっとも、
この会社は、労働組合をあからさまに目の敵にしていましたので、
一連の言動の中で、この不就労扱いも、
「組合員の動揺を誘い、組合弱体化を図ったもの」と断じられたのでしょう。
それにしても、
こういう事件がニュースになると、教習所の評判は悪くなりますし、
それ以前に、
働いている人たちが不平不満を抱えていたのでは、
おのずと教習の質も落ちてくることでしょう。
本来、会社と従業員とは、敵対するものではなく、
「同じ目的を持った仲間」であるはずです。
そのことを(労使とも)認識して、
「明るく楽しい職場」を作っていきたいものです。
それは教習現場の空気にも表れてくるに違いありません。
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