Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

ハンドルの持ち替えが正しくできない人

2007-04-29 23:42:37 | Weblog
ハンドルをいっぱい切る時には、両手を交互に持ち替えながら回すわけですが、
正しく持ち替えるのは意外に難しいのです。
ハンドルを左へ回す時に、右手ばかりに頼ってしまい、
左手を上手に使えていない人が多いようです。(右利きの人の場合)

おそらく「左へ回そう」と意識しすぎているのが原因と思われます。
しかし、そう意識しながらも、両手をきちんと使わないから、
ドライバーは一生懸命回しているつもりでもハンドルがなかなか回ってくれません。
そのため、効率が悪く、走行中では次の動作に移るのが遅れてしまいます。

こういう人は、まず、ハンドルを逆に右に回してみると
正しい持ち替えが理解できると思います。
右に回す時には、右利きの人は(普通は)
左手だけに頼らずに右手も上手に使って、両手で回せているはずです。

そして、左に回す際には、
「左に回そう」と思うのでなく(それが右手ばかりを使う原因なので)
「左手でハンドルを持って来よう」と思ってみてください。

1回目の左手持ち替えがうまく出来ると、2回目はすんなり持ち替えられ、
ハンドルを“ぐるぐる”回せるようになることでしょう。

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丁字路の信号パターン

2007-04-27 23:04:02 | Weblog
渋滞で有名な交差点というのが有ります。
もちろん交通量が多いのが最大の理由でしょうが、
「信号のパターンを工夫すれば少しは渋滞が緩和されるのになあ。」
と思われる箇所も多いですね。

具体的な地名を公表すると支障が出そうなので書きませんが、
「右折矢印信号を付けるだけでも随分違うだろうに。」
と思う交差点も有ります。

また、丁字路(※)の突き当たりの信号。
なぜ歩車分離方式にしないのでしょうか。
車は右折するか左折するかしか無いのに、
歩行者信号も同時に青になるので、右にも左にも曲がれません。
歩行者が渡り終えてから、数台進むだけです。

こういう場面に出くわすと、非常にイライラします。
渋滞に対してよりも愚政に対して。
もう少し頭を使って、上手に税金を使ってほしいものです。


※「T(ティー)字路」でなく「丁(てい)字路」が正しいのだそうです。
関係ない話ですが、連合海軍の「丁字戦法」というのも有りました。

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一発試験はATをお勧め

2007-04-25 20:30:16 | Weblog
公認教習所に通って免許を取るのでなく、
試験場での一般受験(いわゆる一発試験)を考えている人は、
取りあえず「AT(オートマ)限定」で取っておくことをお勧めします。

本当は、自動車の仕組と挙動を理解してほしいので、
MT(マニュアル)での教習をお勧めしたいところですが、
一発試験を選択した(=公認教習所に通わない)人は、
免許を「早く」あるいは「安く」取りたいと願っているはずです。
であれば、“免許”を取ることを優先に考え、
免許取得後に希望があれば限定解除をすれば良いでしょう。

AT限定の解除は、所内審査のみです。路上試験をやりません。
したがって、路上でのシフトアップ・シフトダウンも坂道での渋滞も無く、
「速度に応じた適切なギアを選択する」という一番の課題も
所内走行だけなので、それほど負担にならないと思います。
なお、限定解除だけは公認教習所に通うという選択肢も有ります。

ただし、過去にMT車の運転経験が有る方や、
免許を取得できたらすぐMT車に乗る予定のある方は、
遠回りせずに、最初から「限定なし」に挑戦すべきでしょう。

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メリハリは視点の持って行き方から

2007-04-23 11:15:34 | Weblog
以前に「ノロノロ運転は決して安全運転ではない」と書きました。
運転には「メリハリ」が必要です。
もちろん試験でもそれが問われ、教習でもそれを強調しています。

ところが、このメリハリというのが難しいのです。
一言で言ってしまえば「安全な所で加速し、危険な所で減速する」のですが、
では、その「安全/危険」はどうすれば判断できるようになるのでしょうか。

そのためには、いろいろな箇所に目を配ることです。
「視野を広く」という表現をする人もいますが、慣れないうちは、
視野を広く取るとどこに注意したら良いかが判らなくなる人も多いので、
「一点を凝視しない」くらいに思っていたほうが良いと思います。

視点を頻繁に動かすので初めは疲れてしまうかも知れませんが、
練習していくうちに「注意を要する場所/要しない場所」が解ってきます。
まあ、その段階になると“経験”という話になってしまいますが。

そのうえで、最初の話題に戻り、
「安全な所で加速し、危険な所で減速する」を実行するわけです。
教本には「認知→判断→動作」と書いてありますが、
まさにそれの繰り返しで運転してください。

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狭路での速度調節

2007-04-21 23:50:27 | Weblog
※狭路=ここでは、教習課題の「クランク」と「S字」を指していますが、
 「後退種目(方向変換・縦列駐車)」や「鋭角コース(二種免許の課題)」にも
 参考になりますし、一般道の路地などでも使ってもらえるテクニックです。

狭路では速度を落として通行します。
俗に「人が歩くほどのスピード」と言われますので、
概ね5km/hほどでしょうか。
AT(オートマ)車ならアクセルを踏まずにクリープだけで進みます。
右足はブレーキペダルの上に置いておいて良いです。

MT(マニュアル)車なら、半クラッチを使って進み、
速度が速くなりすぎたらクラッチを切る、という「断続クラッチ」を
活用すると良いでしょう。
必要があればブレーキも使ってください。

特にマニュアルでの狭路課題は、
実はハンドルの練習よりもクラッチの練習に有効だったりします。

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いわゆる「一発試験」の受験日程について

2007-04-19 00:04:58 | Weblog
※平成19年4月18日現在の情報です。予告無く変更される場合が有ります。

試験場での受験(俗に「一発試験」とか「飛び込み」とか呼びます)の日程は、
A:学科試験と技能試験を同じ日のうちに実施する
B:学科試験とは別の日に技能試験を実施する
の2つに大きく分けられます。

Aタイプ:学科試験と技能試験を同じ日に実施するのは、
東京近郊では、埼玉県(鴻巣試験場)・千葉県(幕張試験場)です。
朝9時ごろまでに受付を済ませ(学科試験免除の人も受付時間は同じ)
適性検査(視力等)と学科試験を受けます。
※集合時刻や持参物については試験場に必ず確認のこと。
午前中に学科試験の結果が出るので、合格者は午後から技能試験となります。
拘束時間は長いですが、1日で終わるので、スケジュールが組みやすいです。

Bタイプ:学科試験とは別の日に技能試験を実施するのは、
東京近郊では、東京都(府中試験場・鮫洲試験場)・神奈川県(二俣川試験場)です。
適性検査と学科試験に合格したら、技能試験の予約をして、その日は帰ります。
受験者が多いので予約制にしないと収拾がつかなくなるのでしょう。
それぞれ半日ほどの拘束で済むのは助かるのですが、
免許取得の納期が限られている場合には煩わしさを感じます。
「仮免・本免それぞれ2週間待ち」というのも珍しくありませんから。

詳細は各都道府県警察のサイトで確認してください。

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黄信号の対処について

2007-04-17 23:24:15 | Weblog
信号の「青」は「進んで良い」です。決して「進め」じゃないですね。
交差点内で停止してしまう時は進んではいけません。
「赤」は「止まれ」。これには異論が無いところでしょう。

では、「黄色」は?
「注意」じゃありません!
原則として「止まれ」と覚えてください。
ただし、「安全に停止できない時はそのまま進むことができる」です。

でも、この「安全に停止できない時」の判断に迷う人も多いようですので、
次のように覚えておくのをお勧めしておきます。

多くの交差点は、概ね30メートル手前から、
破線だった中央線が実線に変わったり、ラインの色が黄色になったりします。
信号が変わりそうだったら、自車の位置を確認し、
その「30メートルゾーン」に進入していたら、
黄信号を見ても、そのまま通過するつもりで行けば良いでしょう。
ただし、当然、自車や後続車の速度によって例外は有りますが。

逆に、30メートル以上離れているなら、安全に停止できるはずです。
少なくとも、“加速しながら交差点を通過”というのはありえません。
加速しなければ通過できないなら、交差点の手前で停止できるはずですから。
踏み込み始めたアクセルを踏み替えるのは心理的に抵抗が有りますが、
それでも、ブレーキを踏める勇気を持ってもらいたいものです。

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この仕事(運転指導)について

2007-04-15 18:36:13 | Weblog
 教習生や友人から、「なぜ教習の仕事をしているのですか?」と聞かれることがよくあります。
 「なぜ」って、そりゃ、食ってくためですけど。でも、世の中には多種多様な職業が有る中で、この仕事ならではのやりがいも有るわけで。

 そもそも小生は、学校の先生になりたかったのです。大学も教育学部に入りました。
 しかし、「人に教える」のは、学校教諭という職業に限られたことではないことに気づきました。いや、これは、修得単位が足りなくて教員免許が取れなかった(不足単位は後年、聴講と通信で取りました。)ことの言い訳では決してありません。(笑)
 そして、メーカーで人事の仕事を数年やってから、脱サラして、この商売を始めたわけです。(どんな立場にあっても、「教える」職業ということで、自分の中では一貫しているつもりです。)

 この仕事の楽しさは、「例えば車庫入れができない人が、『私のアドバイスで』できるようになる」のを見ることでしょう。もちろん、“免許取得”という大きな目標に対するお手伝いができるのも大きな喜びです。それは、商売の損得勘定抜きで、この仕事をやっていて良かったと思う瞬間でもあります。
 また、学校の先生は「勉強したくない生徒に勉強を教える」のに対して、この仕事は「運転できるようになりたい教習生に運転を教える」のですから、本当に楽しいです。(学校の先生をされている方、ごめんなさい。)

 この商売は基本的にマンツーマン対応なのでどうしても売上額には限界が有り、大きく儲けることはできませんが、それでも体が動く限り、この仕事を続けたいと思っています。
 まさに、「前見て加速!」で。

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S字コースの通り方(所内課題)

2007-04-13 23:33:17 | Weblog
狭路の「S字型」コースでは、前輪をできるだけ外側を通らせます。
内輪差では絶対にぶつけないようにしてください。

これは理屈では分かっていても、初心者には難しいようです。
車体を外側へ持って行くとボンネットが道路からはみ出すように見えるので、
ドライバーとしてはやはり怖いのが先に立つからです。

しかし、そこを思い切り、外を通らせてほしいのです。
もちろん外にぶつかることもあるでしょうが、
「内輪差でぶつかるよりマシ」と考えてください。
そして、失敗しながら車両感覚を掴んでいきましょう。

また、狭路ですから近くに目を配らなければなりませんが、
でもやっぱり、遠くも見てほしいのです。
S字のカーブがこれからどう続くのか、どう変わって行くのか、
“自分の走るべき道”を見るのはドライバーの基本ですので。

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合格おめでとうございます!

2007-04-11 21:04:29 | Weblog
7M028K様

本免技能試験合格おめでとうございます。
それなりに苦労は有りましたが、それだけに嬉しさも大きいと拝察いたします。

このあと取得時講習を終えてから免許を取得することになりますが、
ぜひ、安全運転に努めて、楽しいカーライフをお過ごしください。

※合格記念品(本革製パスケース)をお送りしますので、ご活用ください。

おめでとうございました!

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