Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

隊列の動きは最後尾で決まる

2012-04-30 23:56:02 | Weblog

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GWなので、
仲間と数台で連なってドライブに行くこともあるでしょうが、
例えば、片側2車線の道路で左車線を走行中、
障害物を回避するために右車線へ移動しようとするとき、
隊列の1台1台が個々の動きで車線変更していませんか。
そして、たまに、
右車線を走行してくる車のために車線変更できない車があって、
隊列が途切れてしまうことがありませんか。

そんな場面では、
先頭車が右ウインカーを出したら、
まず、最後尾が右車線に移ってしまえば良いのです。
そして、仲間の車をその前に入れてあげれば、
隊列全体がスムーズに車線変更できます。
さらに言えば、
隊列の前の方がずっと左車線を走っているなら、
最後尾は、初めから敢えて右車線を走っていれば、
こういう連係プレーが容易にできるようになります。

また、駐車場から本線に左折で出るようなときに、
1台1台がバラバラに合流していくと、
その後、隊列がまとまって走れなくなってしまいます。
こんな場面でも、
最後尾の車がまず合流して後ろの車を止めておき、
自分の前に仲間の車を出してあげれば良いのです。
ツアーバスの隊列がこれをよくやっていますね。
まあ、厳しく言えば「マナー違反」ということになりますが。

このように、最後尾は、頭を使った運転を求められ、
また、それなりの運転テクニックが必要なことや、
仲間とはぐれた時に適切な対処ができるかということも考えれば、
隊列を組んでドライブする際には、
最ベテランがアンカーを務めるのが望ましいでしょう。


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前の車が左折しようとしたら…

2012-04-28 23:59:04 | Weblog

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前を走っていた車が
左ウインカーを点滅させ、減速したとします。
想定されるのは2つ。
停止しようとしているか、左折しようとしているか、
のどちらかだと思われます。
そんな時、すぐ後ろを走っている自分は
どうしたら良いでしょうか。

「よける」?

いいえ、「よける」は、少なくともこの時点では“不正解”です。
他の条件によっては、
その車の右から追い抜いていく場合が無いこともありませんが、
基本は、先行車が左折を完了するのを「待つ」と覚えてください。
右折車と異なり左折車は障害なく曲がっていけることが多いので、
少しの間、減速していれば良いだけのことですから。

しかし、自分がブレーキを掛けるのを嫌ってか、
前の車が減速したら、ハンドルをヒョイっと回して
よけて通ってしまいたがるドライバーの多いこと。
「ハンドル」よりも「加減速」の方が重要だということを
思い出してほしいものです。

ただ、左を歩行者が横断しているなどにより
その左折車が完全に停止してしまう場合もあります。
あるいは、元々左折するのではなく、停止するつもりだったとか。

そういう時こそ、よけて通ることを考えましょう。
もちろん、その場合には、
周囲の安全確認とウインカーが必要なのは言うまでもありませんが。


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合格おめでとうございます!

2012-04-26 13:29:42 | Weblog

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12041様

本免技能試験合格のご報告ありがとうございました。

仮免の試験は少し待たされてしまいましたが、
本免は、キャンセルが出たためか、すぐに受験でき、
しかも1回で合格できて良かったです。

教習では苦労したこともありましたが、
合格してみれば、何か呆気ないものですね。
今後のカーライフが安全で楽しいものでありますように。

おめでとうございました!


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MTの方がATよりも教習回数が少ない不思議

2012-04-24 15:26:19 | Weblog

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公安委員会指定の、いわゆる公認自動車教習所では、
標準カリキュラムが定められています。
その基準によれば、
AT(オートマ)車は「31時限以上」、
MT(マニュアル)車は「34時限以上」
の教習を行うこととされ、
MTの方がATよりも教習回数が多くなっています。

それはそうでしょう。
「クラッチ操作」や「ギアチェンジ」といった
ATには無い教習課題が増えるのですし、
半クラッチの必要な、
「発進」(「坂道発進」を含む)や「クランク」・「S字」も、
ATより手こずるであろうことは想像に難くありません。

ところが、パイロットアカデミーの教習生で見てみると、
不思議なことに、MT教習生の方が、
AT教習生より少ない教習回数で修了している例が多いのです。

パイロットアカデミーでは、すべての入所希望者に対して、
基本的に、AT限定での免許取得をご案内しています。
「運転免許は早く!安く!」という目的のためには、
それが最短経路だからです。
しかし、こう説明してもなお
「でもMTで取りたいんだ」と言う方もいらっしゃいますが、
そういう方は、大概、過去にMTで運転経験のある方か、
でなければ、免許を取ったらすぐにMT車に乗る予定のある方。
あるいは、「AT限定免許なんて恥ずかしい」と思っている方。
つまり、それなりに“腕”に自信のある方ばかりです。
そういう人たちがMTで教習しているわけですから、
AT教習生より教習が早く進むのは、
考えてみれば不思議な事ではないのかも知れません。

とは言え、同じ人で比較するなら、
MT教習よりAT教習の方が早く修了するはず。
免許取得後に限定解除ができることも踏まえれば、
やはり、まずはATで取るのをお勧めします。


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キックダウンに驚かないで

2012-04-22 23:47:03 | Weblog

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さて今日は、AT(オートマ)車限定の話題です。
※ここのところ、AT・MTかわりばんこに書いてますな。

試験ではまず使いませんが、
前の車を追い越そうとするときや、
高速道路での本線合流のために加速するときなどに、
AT車では、キックダウンという技を使うことがあります。

これは、アクセルペダルを一気に底まで踏み込むと、
ギアが1段下がり、力強い加速が得られるというものです。

「えっ? どこまで?」
「だから、ソコまで。」
…と言うのは、前回も書いたオヤジギャグ。

このキックダウンは知っていれば便利に使えますが、
知らずにアクセルを踏み込んでしまうと、
急にエンジンの回転が上がるので、
ビックリしてしまうことがあります。

なので、パイロットアカデミーでは、
免許取得の急ぎ度合いと教習の進度が許せば、
「キックダウン」をやってみてもらうことがあります。
アクセルの加減を知り、その時の車の所作が分かっていれば、
キックダウン状態になっても驚きませんし、
そもそもキックダウンを起こさせずにアクセルが踏めます。

第一、冒頭に書いているように、
試験ではキックダウンは使いません。
むしろ、意図しないキックダウンは、
すなわち「急アクセル」に他ならず、
減点の対象となることもあるので、ご注意を。


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クラッチを切る時は

2012-04-20 20:14:14 | Weblog

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今日はMT(マニュアル)車限定の話題です。

クラッチは、ゆっくりつなげましょう。
クラッチペダルをサッと上げてしまうと、
ギアがうまくつながらず、エンストすることもあります。
そのため、クラッチをつなげる時は、
半クラッチを意識しながら、ペダルをゆっくり上げていくのでしたね。

さて、ここまでは、クラッチを「つなげる」時の話。

ところが、クラッチを「切る」時にも、
ペダルをゆっくり踏んでいく人がいます。
クラッチをつなげる時と同じだと思い込んでか、
あるいは、そういうクセが付いてしまっているのか、
どうであれ、クラッチを切るのにそれは、意味がありません。
いや、意味が無いどころか、
無用の半クラッチはクラッチ板を痛めるので、
極力避けるべきです。

クラッチを切る時には、
ペダルを底まで一気に踏み込んでください。

「えっ? どこまで?」
「だから、ソコまで。」
なんてオヤジギャグの応酬も何度交わしたことか…


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路上試験で唯一「2」を使う場面(AT車)

2012-04-18 23:52:01 | Weblog

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AT(オートマ)車は、
シフトチェンジの必要が無いのが最大のメリットです。
前進の場合は「D」で走行するのが基本で、
急な下り坂では「2」(勾配によっては「L」)を使う、
と教わったと思います。

が、そんな練習をしても、
東京・鮫洲の受験生は、
路上試験で「2」を使う場面は有りません。
太鼓橋を下るときも「D」のままで問題ありません。

東京・府中の受験生は、
唯一、「多磨霊園西門」に通じる下り坂では、
「2」を使ってください。
そこだけです。
東八道路から多磨駅方面に向かう下り坂は、
長く続きますが勾配は緩いため、「D」で良いです。

ところで、この4月から、
路上試験の方法が変更されています。
これまで有った「自主経路課題」が無くなり、
すべてのコースを試験官が指示する形式に変わりました。
上に挙げた「多磨霊園西門」付近は、
従来は自主経路に含まれるルートでしたが、
今は、試験官の道案内に従って走る場所です。

自分で地図を見ていれば、
「ここは急な下り坂だな」と分かるのですが、
今は、実際そこを走ってみて初めて、
下り坂であることに気付くことになります。
慌てずに対処できるようにしておきましょう。


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勝ちに不思議の勝ち無し

2012-04-16 23:58:00 | Weblog

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心形刀流の達人でもあった肥前平戸藩主・松浦静山は、
「勝ちに不思議の勝ち有り」と言ったそうです。
これには、“慢心への戒め”も含んでいるのでしょうが、
免許の試験に際しては、これは当てはまりません。
「たまたま合格してしまった」なんて、ありえないからです。

この静山の言は、
「負けに不思議の負け無し」と続きますが、
こちらは免許の試験にも通じますね。
合格できなかった人は、それなりの理由があったわけで、
不合格になるべくして不合格になったのです。

これが分かっていないと、
「あそこに横断者さえいなければ…」とか、
「後ろの車があおってきたので…」とか、
不合格理由を他人に転嫁してしまうことになります。
そんな姿勢では、
いつまで経っても合格は覚束ないでしょう。

合格になるも不合格になるも、
すべて受験生自身から発するもの。
これを肝に銘じて、受験に臨んでください。


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「ドア開けバック」は危険です

2012-04-14 18:52:24 | Weblog

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二種免許の試験は、
場内試験と路上試験の組み合わせで行われます。
そのうち場内試験では、
「方向変換(または縦列駐車)」と「鋭角コース」が課され、
その後に路上試験になります。

ところで、もう数年前の話になりますが、
二種免許のための教習で、こんなことがありました。

上に書いたように、二種免許の場内試験では、
いずれの課題も“バック(後退)”の動作を含むのですが、
バックするたびに運転席側のドアを開けて、
縁石を見ながらバックする教習生がいたのです。
中型トラックのドライバーとして
十年以上もプロとして運転してきた方だったので、
運転は上手だったのですが、この行為には驚きました。

「あ、ダメダメ。ドア閉めて!」と慌てて言いましたが、
言われた当の教習生は、
何がいけないのか分からないという表情をしていました。
おそらく日頃から、当たり前のように
ドアを開けてバックしていたのでしょうね。
確かに、ドアを開けて縁石を直接見れば、
車体の向きや後ろの限界までの距離感がつかみやすく、
バックしやすいというのも理解できます。

しかし、この「ドア開けバック」は危険です。
電柱やブロック塀とドアとの間にドライバーが挟まれたり、
下手をすると運転席から転落したりしますよ。
ですので、試験の時はもちろんですが、
日頃の運転でも、ドアは閉めたままでバックしてください。
教習では、後退する際には窓を全開にしているはずですので、
窓から首を出して縁石を確認するようにしましょう。


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「片手運転」や「手離し運転」の“功”

2012-04-12 17:45:17 | Weblog

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教習や試験において
「片手運転」や「手離し運転」は
やってはいけないことの一つとされています。

しかし、教習生によっては、
ハンドルに意識を集中しすぎてしまう人がいます。
カーブでハンドルを回すのに、
ハンドルばかりを見つめてしまって“道”を見ていないとか、
まっすぐ走ろうとして、ハンドルを握り締めてしまうとか…
それでは、車はふらついてしまいます。

そういう教習生には、敢えて、
「片手でハンドルを回してみましょう」とか、
「ここで手離し運転してみましょう」と、
指導することがあります。
そうしてみると、意外なほど車が安定して走るのが
身をもって理解できるはずです。

もちろん、
“ハンドルに頼らない運転”と
“ハンドルを持たない運転”とは別物。
試験の際には
「片手運転」も「手離し運転」もご法度ですから、
くれぐれもご注意を。


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