Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

「長所伸長」と「短所是正」

2011-04-30 23:57:15 | Weblog

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教育の在り方、あるいは教育者の在り方として
「長所伸長」型と「短所是正」型とが有ると言われます。
そして、今日の学校教育に関しては、
「生徒の長所を伸ばすのが良い教育だ」という意見が一般的のようです。

ところが、
自動車運転の教習、殊に試験に向けての練習に際しては、
「短所是正」にならざるを得ません。
なぜなら、免許を取るための試験は(学科試験も含め)、
仮免許でも本免許でも、すべて“減点式”で採点されるからです。
どんなに上手に運転できても、残念ながら、それは加算点にはならず、
逆に、ミスをしたら容赦なく減点されていきます。
試験対策的には、どうしても“悪い所を直す教習”が必要なのです。
特に試験が近づいた段階ではそれが顕著になりますが、
そうしないと合格できないので、どうかご理解ください。

そうは言いながらも、
たまに「良くできました」と褒めることもあります。
でも、それは、本当に良く出来た場合だけでなく、
お互いに“ダメ出し”ばかりでは気が滅入ってしまうので褒めてみただけ、
ということも少なくありませんので、真に受けないでください。
また、本当に上手に出来た場合であっても、
先に書いたように、試験で加点されるわけではないので、
それに慢心せず、欠点を潰していくように努力しましょう。

なお、ペーパードライバー教習に関しては、
試験を受けるわけではないですから、
できるだけ“長所伸長”のスタイルで教えるように心がけています。


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路上での徐行は“停止”に近い感覚

2011-04-28 23:59:25 | Weblog

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右折も左折も、
ハンドルを切り始める所の5m前までに減速を完了し、
“徐行”の状態で曲がります。

こういう基本的な事は
所内教習でみっちり練習したはずなのに、
仮免が取れると忘れてしまう人が多くて困ります。
言うまでもなく、
路上でも右左折は徐行ですよ。

徐行とは、
すぐに(概ね1m以内に)停止できるような速度で進むことで、
「概ね時速10km程度」とされています。
所内練習では直線でも20~30km程度しか出せませんでしたから、
徐行まで減速していくのが容易でしたが、
路上では、40kmとか50kmで走行しているわけで、
これを時速10kmまで減速していくのは、なかなか大変です。

ドライバーにとって「時速10km」というのは
殆ど停止しているような感覚です。
停止するくらいのつもりでブレーキを掛け、
タイヤが完全に停止する前にブレーキを緩めると、
それで徐行が完成します。

思いきって強めのブレーキを掛けていかないと間に合いませんよ。


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鮫洲の方向変換と府中の方向変換

2011-04-26 23:59:53 | Weblog

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現在、東京の鮫洲試験場は、
改装中のため、仮免許の試験は受けられませんが、
本免許の試験は実施しています。
試験車は、路上試験を終えて試験場に戻って来たら、
通用門からコースに入って、方向変換の課題を行います。

ところで、この「方向変換」(俗に「車庫入れ」とも呼ぶ)、
鮫洲と府中とでコース設計が異なるのは
ご存じでしょうか。
道幅や“車庫”の大きさは全く同じなのですが、
鮫洲試験場では車庫前の道に限界が有るのに対して、
府中試験場では限界が無いので、
どこまでも前に出してからバックを始められるのです。

とは言うものの、府中試験場での方向変換でも、
前にいっぱい出したところで、すぐに曲がり始めたら縁石に載りますから、
少しまっすぐバックした後にハンドルを切ることになります。
結局、やる事は鮫洲と変わらないのです。

一方、鮫洲試験場の方向変換では、
車を前に出すと前の縁石を踏みそうに錯覚して、
しっかり前に出せずにバックを始めてしまうことがあります。
そうすると、車を車庫の真ん中に入れられず、
再発進に苦労する、というわけです。

そもそも、パイロットアカデミーの教習では、
鮫洲でも府中でも対処できるような方向変換を教えていますから、
練習通りのやり方をやれば、それで大丈夫なはずです。
コースの見た目に惑わされないようにしてください。


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「緊張」は“心の戦闘準備”

2011-04-24 23:07:37 | Weblog

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「緊張」の本質って何でしょうか。

太古の昔、
人間が敵に出会った時、あるいは出会いそうな時、
その敵と戦う・逃げるのどちらにしても咄嗟に対処できるように、
体中にエネルギーを満たしておく必要があったと言われます。
そのため、そういう場面で人間の体は、
息遣いを荒くし、心臓の鼓動を激しくして、血流を増やそうとします。
その副作用として、
喉が渇き、筋肉が震え、手に汗を握るのです。

ですから、試験本番前に緊張するのは、
人間の本能的には、極めて自然なことと言えます。
むしろ緊張感のかけらも無いほうが不思議なくらいでしょう。
もし、試験場で「緊張しているなあ」と感じたら、
心が戦闘準備をしているのだと思って、安心して、受験に臨んでください。

ですが、緊張し過ぎるのも、実力発揮の妨げになることがあります。
緊張を緩和するには、
心臓の動悸は意識して抑えることができませんが、
息を整えるのはできますから、一つ大きな深呼吸をしてみましょう。
それで少しはラクになると思います。


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左から来る車が優先とは限らない

2011-04-22 23:59:14 | Weblog

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信号の無い交差点を直進で通過しようとした時、
交差する道の左から、やはり直進で通過しようとする車が来た場合、
どちらが優先でしょうか。

すかさず「左からの車が優先」と答えてしまう人がいますが、
そうとは限りませんよ。
「左方車優先」は、
交差する道路のどちらにも優劣が無い場合に適用される考え方です。
すなわち、こちらのほうが明らかに広い道であったり、
センターラインが交差点を貫いている場合には、
こちらが優先ということになります。

まるで学科試験のヒッカケ問題みたいな話ですが、
実際の路上でこんな場面に遭遇すると、
混乱してしまう人が、意外に多いですね。
おそらく、
学科試験の勉強で初めて「左方車優先」という用語を耳にして、
それにとらわれ過ぎているのはないかと思われます。

優先順位を正しく覚えて、
学科試験にも実車走行時にも落ちついて対応できるようにしておきましょう。


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ボンネットの右半分

2011-04-20 22:42:54 | Weblog


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教習を始めたばかりの頃は、
車両感覚が掴めずに、右寄りに走ってしまう人が多いですね。

「え? “左”に寄るんじゃないの?」
と疑問に思われた読者の方もいらっしゃるかも知れませんが、
それは、対向車を意識するようになってからの症状ですね。
極めて初期の段階では、
教習生は、自分の車を走らせることだけに精一杯で、
運転席から見えるボンネット全部を車線の中に収めようとしてしまいます。

日ごろ運転されている方には今さら説明するまでもないことですが、
普通に走っている時、ボンネットの左半分は、
運転席からは道路の左側にはみ出して見えているはずです。
逆に言えば、概ねボンネットの右半分だけ自分の車線に入れておけば、
車体全部を自分の車線内に走らせることができる理屈です。
なのに、それが掴めていない人は、
ボンネット全部を左のラインより内側に入れようとするので、
どうしても車が右に寄ってしまう、という寸法です。

ですから、教習を始めたばかりの人には早い段階で、
直線走行中にサイドミラーで車体とラインとの位置関係を見てもらって、
タイヤがどこを転がっているのかをイメージしてもらうことにしています。
この練習は、いずれ、
左折や狭路の課題でタイヤの位置を意識して走るのにも役立ちます。

そして、走行位置が片寄るのは、
車体や近くの路面ばかりを見ている証拠とも言えます。
やっぱり、“前”を見て走るのが大事なのです。


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教習の様子を録音?

2011-04-18 23:59:59 | Weblog

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ごくたまに、教習生から、
「教習内容を録音しても良いですか」と尋ねられることがあります。

他の教習所様でどう扱っていらっしゃるかは存じませんが、
パイロットアカデミーでは、
教習内容を録音してもらっても全く構いません。
それをネット等に公開されるのは流石に困りますが、
教習生自身が復習のために使うのでしたら、喜んで協力します。

しかし、パイロットアカデミーの教習では、
指導員から難しい説明をすることは少なくて、
終始「前見て加速!」ばかりを言っている時もあるくらいです。
録音したものを後で聞いて拍子抜けする可能性も大いにあるので、
その点は、予め承知しておいてください。

とは言っても、
ご自宅でイメージトレーニングするのは復習方法として有効ですので、
その手助けのために録音した内容を利用するのは、悪くありません。
教習内容を録音して持ち帰る方は、
そんな程度のつもりでいていただくと間違いが無いと思います。


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確認中はブレーキから足を離さずに

2011-04-16 23:59:06 | Weblog

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踏切や一時停止の標識がある交差点では、
車を完全に停めた状態で、左右の安全を確認しましょう。
基本は「右・左・右」でしたね。

この時、2度目の「右」を見ている最中に
ブレーキから足を離してしまう人がいますが、
それだと、確認が終わっていないことになります。
MTならまだしも、
ATだとブレーキを緩めると同時に車が動き始めますから、
つまり「確認しないで発進した」と見られても文句は言えません。
踏切や一時停止で確認しないのは、即、試験中止ですよ。
(それだけのミスなら目をつぶってくれる試験官もいないわけではないですが)

ちょっとの気の緩みが致命傷になりますので、
油断せず、確認が完全に終わるまでは、
ブレーキの上に足を載せておいてください。

と言うよりも、
発進前には自分がこれから向かう方を見ること(=「前見て加速!」)
を常に意識していれば、
確認中にブレーキから足を離す症状は出ないはずなんですけど…


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「不合格で自信を失う」?

2011-04-14 20:34:18 | Weblog

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パイロットアカデミーでは、
所内課題の教習を一通り終えたら、まだ練習不充分な教習生にも、
早めに仮免許試験を受験してみるよう勧めることがあります。
言わば“不合格覚悟”なのですが、
一度受験してみると技能面でも精神面でも一皮剥けるので、
それなりのメリットがあると考えるからです。

教習生にこういう話をすると、
「不合格で自信を失いそうだ」と心配する人もいます。
いや、ちょっと待ってください。
その“自信”とやらは、どこから来るのでしょう?

そもそも練習不充分なのです。
合格できる可能性もゼロとは言い切れませんが、
そんなマグレを期待しての話ではありません。

受験を経験すると、
一つ一つ別個に練習した課題を総合的に関連付けて運転することができ、
不合格だった場合には試験官が不合格理由(ウイークポイント)を教えてくれます。
また、試験場の雰囲気がつかめるので、次の受験では緊張しにくくなります。
そして何より、その後の教習への取り組み姿勢が真剣になります。
「受験前から真剣だった」と言う人も多いのですが、
真剣さの性格が受験前後で違うのには、ご本人が一番気付くはずです。

そんな理由から、
「少し早いかな」と思いながらも受験を勧めているのですから、
“余計な自信”を持たずに、
むしろ「胸を借りる」くらいの謙虚な気持ちで受験して来てください。

ただし、
充分な練習を積んだ後で受験する場合は事情が異なります。
合格できるだけの技能を身に付けているはずなのですから、
その時こそは、自信を持って試験に臨んでほしいと思います。


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ハンドルを持ち替えるかどうか迷ったら?

2011-04-12 23:57:18 | Weblog

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ある程度のカーブでは、
ハンドルを持ち替えて回さないと、曲がりきれません。
一方で、緩いカーブでは、
ハンドルを持ち替えなくても、曲がって行けます。
まあ、それはその通りで異論を挟む余地がありませんが、
カーブの入り口でハンドルを持ち替える必要があるかどうかを判断するのは、
実は難しかったりします。

所内コースのカーブでは、
基本、ハンドルを持ち替えて回していたと思います。
しかし、路上では、
そもそもカーブの曲がり具合が一様ではないですし、
景色や他の車や歩行者に惑わされて、
カーブが把握できないことも少なくありません。
そんな場面で、初心者は、
ハンドルを持ち替えるべきか、持ち替えなくても良いかを
迷ってしまうことがあるようです。

その答えは、体で覚えていくしかありませんし、
恐れずに試行錯誤すれば良いのです(そのための教習なのです)が、
そう言ってしまうと実も蓋も無いので、
ちょっと考えてみましょう。

持ち替えるつもりでいたのに、結果、ハンドルが足りたのなら、
ハンドルを回している途中で持ち替えを中断すれば良いだけのことです。
一方、持ち替えないつもりでいたのに、結果、曲がりきれなかったら、
慌てて持ち替えるか、無理な体勢で片手で回すことになってしまいます。

このようなことから、
「迷ったら持ち替える」と決めておくとラクですよ。
あくまで「迷ったら」ですけど。


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